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核医学検査時の被験者動きモニターと補正の検討

Research Project

Project/Area Number 25931043
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 臨床医学
Research InstitutionKagawa University

Principal Investigator

前田 幸人  香川大学, 医学部附属病院, 技術系職員

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2014-03-31
Project Status Completed (Fiscal Year 2013)
Budget Amount *help
¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2013: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Keywords核医学 / KINECT / 患者の体動
Research Abstract

PET, SPECT検査など核医学検査において検査中の被験者の動きが問題になることがある。そのため、検査中の動作モニターとしてポラリスの利用が提案されているが、5000千円程度と高価なため利用実績が少ない。KINECTは30千円程度と病院設備としては安価で、本研究の達成後には核医学検査での汎用が期待される。また、検査中被験者の動作があったことが分かること、被験者の位置をもとの状態にする根拠情報があること、収集データを修正できることは、画像診断検査の信頼性を高めることになる。本研究の目的は、核医学検査(脳PET検査)においてKINECTを使用した被験者動きモニターの基礎的な検討を行い、このモニターシステムの有用性を評価することである。
最初に、被験者モニターと被験者の適正な使用距離について検討を行った。このモニターと被験者の距離を500㎜以下にすると、動きモニターが被験者を認識しない可能性があることが基礎実験で判明した。しかし、500㎜以上であればモニターと被験者の距離が近いほうが、精度よく被験者をモニタリングできる結果も得ることができた。以上から、脳PET検査においてはモニターと被験者の距離が600~800㎜程度での使用が最適であることが分かった。
次に、X軸方向、Z軸方向に被験者に動作があった場合を想定したファントム実験を行った。その結果、ファントムを動かした距離とモニターの表示値は直線性を示し、被験者に動作があった場合、その動作があったことは精度よく検出することが可能であると考えられた。しかし、動かしたファントムを元の位置に戻しても、モニターの表示値は元の表示値にはならず、動きの補正についてはこのシステムの精度がさらに必要と考えられた。
臨床評価においては、PET臨床検査で動作モニターを実施し(症例 : 23症例)、被験者に動きが無かった場合に、有意な動作がないことを確認するデータを得た。すなわち検査による診断画像の信頼性を高める情報を得ることができた。また被験者に動作があった場合は精度よく検出できた。
このモニターシステムは、被験者の動きの有無を確認するという点で有用であり、核医学検査の再実施の必要性などの判断に使用可能である。また動作があった場合、動作部分の画像削除、画像の動き補正等の対処が可能となることが予想される。

Report

(1 results)
  • 2013 Annual Research Report

URL: 

Published: 2013-05-15   Modified: 2019-07-29  

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