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FSH受容体多型解析による個別化治療の可能性

Research Project

Project/Area Number 25931044
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 臨床医学
Research InstitutionGunma University

Principal Investigator

松田 弘子  群馬大学, 医学部, 技術職員

Project Period (FY) 2013-04-01 – 2014-03-31
Project Status Completed (Fiscal Year 2013)
Budget Amount *help
¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2013: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Keywords不妊治療 / FSH受容体多型 / 個別治療
Research Abstract

現在、不妊治療の過程において排卵誘発剤のゴナドトロピン製剤の必要量が個人によって異なることが報告されている。FSH受容体の中で3種のアミノ酸多型が判明しており、その中には不妊治療との相関でFSH製剤に感受性の低い型も報告されている。不妊治療の患者さん血液よりFSH受容体多型を解析し、さらに受容体の型の違いによる機能の相違をin vitro実験で調べ、構造上の違いによる機能の変化を検討することにより、よりきめ細かい不妊の個別化治療の確立の可能性に寄与することを目的とした。
方法として、患者血液よりDNAを抽出し、設定したプライマーによりPCR増幅してシークエンスを調べる。シークエンスで同定された多型の組み合わせをPCRで合成し、発現ベクターに導入してプラスミドを作成する。作成した多型変異プラスミドを293ce11に導入し、ウェスタン・プロットによる蛋白発現量、FSHを作用させた時の細胞中cAMP量を測定して変異の違いによる発現量の検討を行う。
これらの結果、当科の患者血液129検体中、3種のアミノ酸多型(codon307, codon680)①Thr/Thr, Asn/Asn②Ala/Thr, Ser/Asn③Ala/Ala, Ser/Serの出現頻度は5:4 : 1程度であった。1割の③Ala/Ala, Ser/SerにFSH製剤の感受性が低いことが既に報告されている。
変異プラスミドでのウェスタン・ブロットの結果では、①Thr/Thr, Asn/Asnより③Ala/Ala, Ser/Serの蛋白発現量が低いことが認められた。
cAMP発現量に関してはFSH製剤感受性の低い③Ala/Ala, Ser/Serに低めの傾向が見られるが、現段階で明らかな有意差があるとはいえない状況である。これらの実験は引き続き検討を重ねる必要がある。
当科不妊外来のPCOSの患者さんでは、③Ala/Ala, Ser/Serの型は存在せず、codon680にSerを含む患者さんが少ない傾向にあったので、今後症例数を増やして検討する予定である。

Report

(1 results)
  • 2013 Annual Research Report

URL: 

Published: 2013-05-15   Modified: 2019-07-29  

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