消費者市民をめざす小学生のためのESD教育の教材開発
Project/Area Number |
25935003
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Research Category |
Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
生活科学
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Research Institution | Oita University |
Principal Investigator |
石川 芳惠 大分大学, 教育福祉科学部, 非常勤講師
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Project Period (FY) |
2013-04-01 – 2014-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2013)
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Budget Amount *help |
¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
Fiscal Year 2013: ¥500,000 (Direct Cost: ¥500,000)
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Keywords | 持続可能な社会 / ESD教育 / 消費者教育体系イメージマップ |
Research Abstract |
1研究目的 本研究では, 大分県のESD教育の現状を把握し, 小学校におけるESD教育の現場実践を積極的に促すための教材開発や実践による指導案の提案を行い, これからの大分県小学校におけるESD教育の方向性を明らかにし, 現場実践の活性化につなげることを目的とした。 2実態調査 大分県の小学校教員を対象に消費者教育に関わる実態調査を行った。その結果から消費者教育と意識して授業をしている教員が少ないこと, 消費者教育に関わる知識が少ないことがわかった。また現状として, 消費者教育に関わる教材が不足していること, 研修の機会がないことが挙げられた。 3情報収集 日本家庭科教育学会で, 「家庭実践を促す家の仕事カードの取組」を発表した他, 環境分野でのESD教育に関わる発表を, また日本消費者教育学会でも「持続可能な社会の実現」に関わる実践の情報収集を行った。 4研究成果 小学校におけるESD教育は, 環境分野の学習内容が量的に多い。学習指導要領では社会科, 家庭科, 理科で「持続可能な社会の実現」をめざすことが目標に記されている。そこで, ESD教育の環境分野は, 消費者教育の内容と重なると考えた。そこで, 消費者教育体系イメージマップと小学校学習指導要領の消費者教育に関わる内容を照らし合わせて, 体系表を作成した。そしてそれに基づいた授業実践を行っていった。指導案, ワークシート, 教材等をまとめた報告書を作成し, ESD教育に関心のある小学校教員に配布した。学習の場を委員会活動や放課後児童クラブに広げていったことも成果として挙げられる。
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Report
(1 results)
Research Products
(2 results)