Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
慢性心不全は予後不良な疾患であり、社会の高齢化に伴い世界中で患者数が増加傾向にある。しかしながら、十分な治療のエビデンスは確立されておらず、確立された治療に関しても、忍容性等を理由に十分に実施されないことも多い。そのため、慢性心不全治療の実態を把握し、その実態に合わせた治療のエビデンスが求められている。本研究の目的は、実臨床を反映したリアルワールドデータを解析することで、実臨床に対応した有効で安全な治療のエビデンスを創出することである。この研究により、治療の現状に合わせたリアルワールドエビデンスを構築することができ、国内外における慢性心不全治療の質の向上をもたらすことが期待される。