Research Project
Grant-in-Aid for Early-Career Scientists
現時点では認知症の治療方法は確立されておらず,早期発見により症状の進行を遅らせることが重要な取り組みとなる。早期発見に欠かせないスクリーニング方法/診断方法については,身体的拘束や実施負荷が高いものもあり,言語に基づくスクリーニング方法も研究されているが実用化には至っていない。本研究では,言語スクリーニングにおいて根本的な課題と考えられる言語的特徴と脳の認知機能障害の間の関係を,ニューラルネットワーク内部から抽出することで,学習と論理の両面から明らかにし,将来的に言語から認知機能の障害を検知しやすく結果を解釈しやすい新たなニューラルネットワークモデルの開発に資することを目標としている。