Research Project
Grant-in-Aid for JSPS Fellows
本研究では、独自の蛍光制御機構「立体反発誘導型ねじれ型分子内電荷移動(sr-TICT)」を基に、ミトコンドリア内の過酸化水素(H2O2)検出蛍光プローブ及び、タグ蛋白質システムを用いた生細胞内における粘度感受性蛍光プローブの2つの蛍光プローブを開発する。これら蛍光プローブはそれぞれ、本蛍光制御機構の「ローダミン類の特徴的な性質であるミトコンドリアへの局在性を維持したまま蛍光プローブ化できる特性」、「分子内の立体反発を利用するという特徴」を活かした蛍光プローブであり、これらを通して、sr-TICTに則る分子設計方法を開拓し、蛍光イメージング分野の進展に大きく貢献することを目指す。