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対話を基軸とした表現と鑑賞の往還を目指す中等音楽科教育のカリキュラム開発研究

Research Project

Project/Area Number 26908026
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 教科教育学Ⅰ(文科系)
Research InstitutionNara Women's University

Principal Investigator

多賀 秀紀  奈良女子大学, 附属中等教育学校, 教員

Project Period (FY) 2014-04-01 – 2015-03-31
Project Status Completed (Fiscal Year 2014)
Budget Amount *help
¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2014: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Keywords音楽科教育 / 対話 / 往還
Outline of Annual Research Achievements

研究目的
本研究は, 音楽科における表現領域と鑑賞領域の学習を, 生徒同士の対話によって往還させることを目指し, 思考力・判断力・表現力を育む中等教育段階の音楽科教育カリキュラムを開発しようとするものである。学習指導要領に示された〔共通事項〕を, 表現領域と鑑賞領域を題材等のレベルで横断的に設定し, 言語活動を取り入れた実践研究をこれまでにも試行してきた。しかし, ワークシートに記入した内容を単に読み上げる活動にとどまったり, 表現領域と鑑賞領域を往還させたりすることに課題が残った。本研究における問題意識はこの点にある。
研究方法
(1)学習活動における対話の重要性に着目した。これまでにも, 授業者と生徒による対話を学習活動に組み込んだ実践研究が試みられてきているが, 本研究ではまず, 「文字のやりとり」とならないよう生徒同士が対話しながら音楽科(高等学校芸術科音楽を含む)における学力である知覚・感受の力を深める学習活動を実践する。
(2)これまでは, 表現と鑑賞それぞれの学習活動が独立したものとなりがちであったため, 題材レベルはもとより, 表現と鑑賞を学習の進行とともに往還させる授業実践を試行する。
(3)対話の場面の変容を映像に記録し, 〔共通事項〕をもとにした知覚・感受の深まりがみられるか, また, 学習の前後で表現と鑑賞を往還する発話がみられるかどうかを視点の中心として分析を試みる。
(4)対話の場面の分析によって明らかになった課題を反映させた授業プランを作成し, 実践を通して検証する。
研究成果
生徒同士による対話を授業に導入することによって, 理解すべき〔共通事項〕の認識を深めることができ, 対話の場面の分析から知覚・感受の深まりを確認できた。さらに, 分割されがちであった表現と鑑賞の学習活動が, 対話によって結びついて往還する様子も見られた。一方で, 「文字のやりとり」は回避できたが, 充分に思考しないまま自らの意見述べていく様子も見られ, 評価方法も含めてその妥当性をさらに検証してゆくことが課題として残った。

Report

(1 results)
  • 2014 Annual Research Report

URL: 

Published: 2014-04-04   Modified: 2020-05-15  

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