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RoHS/ELV指令に基づいた学生への有害物教育の試み

Research Project

Project/Area Number 26910028
Research Category

Grant-in-Aid for Encouragement of Scientists

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field 教育工学
Research InstitutionOyama National College of Technology

Principal Investigator

出川 強志  独立行政法人国立高等専門学校機構 小山工業高等専門学校, 教育研究技術支援部技術室, 技術長

Project Period (FY) 2014-04-01 – 2015-03-31
Project Status Completed (Fiscal Year 2014)
Budget Amount *help
¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 2014: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
KeywordsRoHS/ELV指令 / Cr(VI) / 有害物質教育
Outline of Annual Research Achievements

申請者は学生実験で、環境負荷を考える人材育成を目指してきた。しかし基礎的な実験では、製品をもって環境負荷を考える機会がなかった。そこで防食のためにクロメート処理されたボルト・ナット等の金属製品に着目した。かつてクロメート処理にはCr(VI)を含む溶液が用いられたが、EUで発効されたRoHS/ELV指令によりCr(VI)を使用しない方法で製造されつつある。しかし現在も製品によってはCr(VI)が検出され、検査業務は必須である。これら製品の有害物質測定は、環境負荷の理解に好適である。本研究は、学生に製品中の有害物質の含有率の測定を軸とした勉強会を行い、環境負荷を念頭に入れた開発・製造を自発的に行う人材の育成を目指した。勉強会は興味のある学生を募集後班分けし、科学技術と人間の関わり、環境問題、RoHS/ELV指令、Cr(VI)の有害性、処理法などの内容をテーマ毎に複数回行った。勉強会では毎回、申請者が講義で理解してもらいたい内容を課題として提起し、それを、班内討議し、その後実験を行うことにより学生自身が自発的に内容理解に深めるアクティブラーニング的手法を用いた。Cr(VI)の測定は製品を蒸留水中にて加熱抽出し、抽出液をジフェニルカルバジド法により測定し製品のCr(VI)の含有率を学生自身が知ることができた。最後に学生には、勉強会にて理解したことについて、公開発表会にて発表し聴講者との討議を経て、理解を深化させその内容をレポートにて報告させた。このレポートと勉強会の前後に行ったアンケートをあわせて評価した。この有害物質教育により、学生は、工業製品中のCr(VI)測定を通して工業製品中の有害物質が環境に与える負荷について考察することができた。またその際、提起された様々な課題については、学生自身が班内討議、実験及び全体討議を経ることにより、自発的にその内容の理解を深めることができた。

Report

(1 results)
  • 2014 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

All 2015

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] RoHS/ELV指令に基づく学生への有害物質教育の試み2015

    • Author(s)
      出川強志
    • Organizer
      第20回高専シンポジウム
    • Place of Presentation
      函館工業高等専門学校
    • Year and Date
      2015-01-10
    • Related Report
      2014 Annual Research Report

URL: 

Published: 2014-04-04   Modified: 2020-03-05  

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