Budget Amount *help |
¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
Fiscal Year 1985: ¥2,600,000 (Direct Cost: ¥2,600,000)
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Research Abstract |
(1)1985年4月1日、本研究代表者を含む日本側代表8名が、米国NSF(全米科学財団)を訪門し、今後の日米科学技術協力(工学分野)の進め方を討議した。その結果、当分の間2国間専門家ワークショップの形で協力を進めること、対象4分野のひとつとして「電子工学および光電子工学」をとり上げること、その当面の課題として「光双安定および光演算」「量子井戸デバイス」の2件を選定した。 (2)4月22日、文部省における打合わせののち研究班の編成に入った。研究組織全体を下記の2班にわけ、研究会合を4回(昭和60年11月6日、昭和61年1月10日、2月14日、3月17日)開催し、昭和61年度に予定されている日米合同ワークショップの為の準備および情報交換を行なった。 第1班「光双安定および光演算」:稲場(主査),一岡,神谷,佐々木,覧具,大越光コンピュータの基礎となる新しい演算・原理の追求と新機能の開拓、その為の構成と期待される性能の解明を意図して、光コンピュータの概念を総合的に追求し、確立に一歩近づけることを目指す。 第2班「量子デバイス」:榊(主査),安藤,岡本,末松,山西,大越 量子井戸デバイス中の電子・正孔の量子準位に関する理論的研究、電界印加状態での量子井戸の光物性、MBE法およびMOCVD法によるデバイスの作製と評価、多層量子井戸(超格子)等の研究を行ない、高速FET,量子井戸レーザ,マイクロ波/光波検出器,光変調デバイス等の実現に資する。 (3)その間、文部省および在日米国大使館を通じてNSFとの連絡・折衝を行ない、米国側メンバーとしてはProf.C.L.Tang(代表),Dr.P.Smith,Prof.H.Gibbs,Dr.H.Kogelnik,Prof.H.Hans,Prof.J.Goodman,Prof.G.Stillmanが選出され、また第1回ワークショプ期日として昭和61年5月28-30日(於東京)を決定した。
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