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培養神経芽細胞で新たに見出されたK⌒によって活性化されるK∇チャネルの開閉機構

Research Project

Project/Area Number 60215002
Research Category

Grant-in-Aid for Special Project Research

Allocation TypeSingle-year Grants
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

三宅 教尚  北海道大学, 薬, 助教授 (30133771)

Project Period (FY) 1985
Project Status Completed (Fiscal Year 1985)
Budget Amount *help
¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Fiscal Year 1985: ¥1,600,000 (Direct Cost: ¥1,600,000)
Keywords【K^+】-チャネル / 神経細胞 / 神経分化 / 多価陽イオン / 【K^+】-透過性
Research Abstract

前年度までの我々の研究により、細胞外【K^+】濃度を10mM以上に上昇させると開くK-チャネルがマウス由来の神経芽細胞腫(N-18クローン)に存在していることが見いだされていた。このKチャネルは既知の種々のK-チャネルブロッカーで阻害されないこと等より細胞外より【K^+】が結合することによって開く新しいタイプのK-チャネルであると考えられる。この【K^+】-依存性K-チャネルは内向き異常整流を司っているK-チャネルと性質が類似している面も多いので、本年度の研究では【^(86)Rb】-effluxおよび電気生理学的実験によりこの点について重点的に検討した。また、この【K^+】-依存性K-チャネルが神経分化の過程でどのように変化するのかについても調べた。
【Ba^+】の影響 内向き異常整流が観測されているほぼ全ての細胞において、この種のK-チャネルは1mM以下の【Ba^+】によってほぼ完全に阻害される。そこで、N-18細胞の[【K^+】]。上昇による【^(86)Rb】-effluxの上昇に対する[【Ba^+】]。の影響を調べた。細胞外液中の【Ca^+】(1.8mM)を同濃度の【Ba^+】で置換しても高[【K^+】]。条件下での【^(86)Rb】-efflux上昇はその程度およびキネテックス共変化しなかった。このことは、【Ba^+】が【K^+】-依存性K-チャネルの特異的ブロッカーでないことを示している。一方、[【Ba^+】]。を10mMにすると【K^+】-依存性K-チャネルは顕著に阻害されるが、同様の阻害が【Ca^+】によっても生じることから、この現象は多価陽イオンに共通の静電的効果(シールド効果)によるものであることが解った。
神経分化に伴う変化 N-18細胞の【K^+】-依存性K-チャネルは、未分化な(細胞分裂しつつある)細胞でもかなり存在したが、このK-チャネルを開かせる為には、分化した細胞のそれと比較して、より高濃度の【K^+】が必要であった。このことは、神経分化に伴いこのK-チャネルの開閉の為の【K^+】感受性が良くなることを示している。

Report

(1 results)
  • 1985 Annual Research Report

Research Products

(1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Developmental Biolgy. 108. (1985)

    • Related Report
      1985 Annual Research Report

URL: 

Published: 1987-03-30   Modified: 2016-04-21  

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