英日機械翻訳のための会話文の文意構造記述に関する研究
Project/Area Number |
62210013
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Research Category |
Grant-in-Aid for Special Project Research
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
河口 英二 九州大学, 大学院総合理工学研究科, 助教授 (90038000)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
谷口 倫一郎 九州大学, 大学院総合理工学研究科, 助手 (20136550)
吉武 春光 西南学院大学, 商学部, 助教授 (30182744)
横田 将生 九州大学, 医学部附属病院, 講師 (50112313)
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Project Period (FY) |
1987
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1987)
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Budget Amount *help |
¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
Fiscal Year 1987: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 自然言語 / 会話文処理 / 会話文データ / 意味記述 / SD式 / 機械翻訳 |
Research Abstract |
本研究では英語-日本語間の会話文の意味処理を個々の会話文の意図やその文の背景を表す「意味構造記述式」を通して文脈を扱った. 1.意味構造記述のモデル 会話文における文意構造を記述するために, 「意味構造記述式(Semantic-Structure Descrjption Formula, SD式)」を導入した. SD式は会話文に限らず, 広く自然言語における一般の文の意味や知識の内容なども表現することを目的にしている. SD式は, 機能項目, 概念ラベル, 修飾子, 結合子, 及び, 句切り記号を要素記号とし, 英語の基本的文型に模した構文をとる要素記号の一次元的な配列である. 本年度はこのSD式をPROLOGを用いて記述し, 意味検索や推論を行うシステムを作成した. 2.SD式と自然語のインターフェイスの試作 SD式を基に英語文を生成する実験システムをPROLOGにより作成した. 対象としたのは中学一年生の英語教科書の文である. これにより, 規則を追加すれば更に一般的な会話的英語文の生成が可能であるとの見通しが得られた. 3.会話文データの収集と整理 NHKラジオ英語会話テキスト(昭和56〜61年度分)の会話分について, (1)全ての英語文, 及び(2)それらに対応する日本語文を収集した文の総数は約13,000である, このうち特に英語文について, 会話文中における「省略」, 「前方照応」, 「話題の焦点」などについて解析した.
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)