Project/Area Number |
62301021
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Research Category |
Grant-in-Aid for Co-operative Research (A)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
社会学(含社会福祉関係)
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Research Institution | Hitotsubashi University |
Principal Investigator |
佐藤 毅 一橋大学, 社会学部, 教授 (10061095)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
相田 敏彦 駒沢大学, 法学部, 助教授 (20202450)
安川 一 亜細亜大学, 経済学部, 専任講師 (00200501)
川浦 康至 横浜市立大学, 文理学部, 助教授 (10214595)
栗原 孝 亜細亜大学, 経済学部, 助教授 (40170089)
市川 孝一 文教大学, 人間科学部, 助教授 (30118608)
草津 攻 津田塾大学, 学芸学部, 助教授 (20101652)
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Project Period (FY) |
1987 – 1988
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1988)
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Budget Amount *help |
¥4,500,000 (Direct Cost: ¥4,500,000)
Fiscal Year 1988: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1987: ¥2,500,000 (Direct Cost: ¥2,500,000)
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Keywords | 父・母・子のコミュニケーション・ギャップ / しつけ不在の父親 / 父母の叱り方のズレ / 叱り言葉と叱られ言葉 / 勉強中心のほめ言葉 / リターンマッチ型の慰め言葉 / しつけの相互行為 / 親子のズレ / 子供の私生活主義 / 父親の高飛車言葉 / 親子一体型と親子別体型 / 叱り言葉 / 「はやく」 / 「うるさい」 |
Research Abstract |
1.調査の概要 (1)目的-子どもの社会化、とくにしつけの局面における親子(父、母、子)の相互行為の実態を明らかにすること。(2)対象-武蔵野市と長野市の小学5年生(271名)、中学2年生(208名)それぞれの親(父母、合計952名)から回答を得た。(3)方法-質問紙によるアンケート調査(一部で投影法を用いた)。 2.調査による主な知見 (1)親の産育意識-育児の苦労や次の社会を担う世代という意識が強く、今や親の都合や家の存続を前提とした観念は薄くなっている。(2)親の子どもへの期待像、子ども自信の期待像-「やさしい子ども」をあげる回答が最も多いが、親子のズレも多く見られた。(3)子どもの将来の理想像-親子ともに「幸せな家庭生活」をあげるものが最も多い。(4)親の親子観-「子どもを独立した人格」と見なす回答が最も多かったが、父親の親子観が相対的に未分化なのにたいして、母親のそれには依存と干渉、放任と独立というカテゴリーがより明確に意識されている。(5)親子のコミュニケーション関係-子どもは母親に比べて父親に対して、あまり話しかけないし、また、自分の話をきいてくれるとも思わないこと、さらに、相互理解という点でも父親は疎遠な存在である。(6)しつけの担い手-母親が主たる担い手となっている。(7)しつけの重点-父親は「礼儀作法」「勉強」「ものを大切に」、母親は「勉強」「礼儀作法」「家事」の順に多くあげる。(8)叱り方-父親では「怒鳴る」が「よくわかるように説明する」を上廻り、母親では「小言やぐちを言う」を多くあげる傾向がある。(9)叱り言葉-「早くしなさい」が親の言葉として最も多いが、子どものあげる叱られ言葉との間にギャップがある。(10)ほめ言葉-親は子どもの学業成績に関してほめている言葉が目立つ。(11)慰め言葉-親は子どもにリターンマッチをすすめる言葉を多く発する傾向があり、親子のギャップがある。
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Report
(2 results)
Research Products
(1 results)