Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 恵一 神戸大学, 工学部, 教授 (80031087)
原田 仁平 名古屋大学, 工学部, 教授 (80016071)
菅野 暁 東京大学, 物性研究所, 教授 (70013464)
後藤 武生 東北大学, 理学部, 教授 (10004342)
新井 敏弘 筑波大学, 物理工学系, 教授 (10015745)
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Research Abstract |
上記研究課題に関する研究分野について,国内外の共同研究を促進させるため,1)研究内容の現状分析と国内外における特微,2)共同研究主要課題の選定,3)共同研究組織の人選,について,小規模研究集会を3回,全研究分担者を対象とする研究会を1回行なった. 特に当研究班におるける研究内容として特色のある課題は, I)理論について1,1)金属クラスターの構造とその安定性の解析(菅野,里子,上村,中村ら)1,2)金属クラスターへの種々の粒子付着に関する動的解析(塚田,大野ら),又II)実験について 2,1)高分解能質量分析器による銀クラスターのマジック数の同定(交久瀬),2,2)レーザー照射による団体表面でのクラスター生成とその解離過程の同定(仁科ら)2,3)液体金属イオン源のクラスター生成(斎藤ら)2,4)半導体マトリックス中の微粒子,分子クラスターとその光物性(山本,後藤ら)2,5)微粒子の光応答(新井,岡ら)2,6)微粒子の粒子線回析(美浜ら)2,7)微粒子によるX線散乱(原田ら)などである 国外の研究者も含む共同研究を行なう研究組織を国内約70名,国外8名の研究者によって発足させることが望ましいとの結論が上記一連の研究会によって得られた. 実質的な研究計画とてして,A)理論による団体と分子にまたがる物質中間相の解明,B)超高時間/空間分解能を有する質量分析法を用いた分子クラスターの動的解析 C)極強磁場とペニングストラップ質量分析法の組合せにより,比較的安定な分子クラスターの内部結合状態の解析を行なうことを策定中である. 以上の成果を踏えた研究計画を昭和64年度重点領域研究申請としてまとめ,当該研究グループによる研究の急速な発展を計ることとした. 又国外との共同研究の本格的な発足に備え,若干名の国外研究者を招致して具体策を予め作成することとした.
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