Project/Area Number |
63055008
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Fusion Research
|
Allocation Type | Single-year Grants |
Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
嶋 昭紘 東京大学, 理学部, 教授 (60011590)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
酒井 一夫 東京大学, 医学部, 助手 (40153837)
鈴木 捷三 東京大学, 医科学研究, 助手 (30012743)
小佐古 敏荘 東京大学, 原子力研究総合センター, 助教授 (50114476)
井尻 憲一 東京大学, アイソトープ総合センター, 助教授 (40111447)
|
Project Period (FY) |
1988
|
Project Status |
Completed (Fiscal Year 1988)
|
Budget Amount *help |
¥6,000,000 (Direct Cost: ¥6,000,000)
Fiscal Year 1988: ¥6,000,000 (Direct Cost: ¥6,000,000)
|
Keywords | トリチウムシミュレーター / RBE / 線量率効果 / 生殖細胞突然変異 / 細胞死 / 体細胞突然変異 |
Research Abstract |
1.今年度は昨年度にひきつづきトリチウムシミュレーターのハードウェア部分の最終調整、実用に供せる形でのソフトウェア設備、実地利用、操作方法のマニュアル化等を行った。 2.自家開発したメダカ特定座位法により、生殖細胞突然変位の線量率効果を調べた。1000Rを急照射(1000R/10min:100R/min)または緩照射(1000R/24hours:0.694R/min)した野生型雄メダカと、3標識を持ったテスター雌メダカ(b/b gu/gu 1f/1f)を交配し、胚発生過程における死亡と変異形質を検索した。その結果、(1)優性致死率は、精子では緩照射でより高いという逆の線量率効果が認められ、(2)特定座位突然変異頻度の急照射/緩照射の比は、生ずる突然変異に関してはどのステージにおいても1.0より大きく、線量率効果が認められるが、(3)総突然変異については、急照射/緩照射の比が2.13、2.10、0.88(各々精子、精細胞、精原細胞)となり、有意差は精子と精細胞においてのみ認められた(p<0.05)。 3.トリチウムシミュレーターを用い、哺乳類培養細胞の細胞死および突然変異が対数的減衰線量率照射と一定線量照射により違いがあるかどうかを調べた。その結果、コロニー形成法でみた細胞死の割合、6TG耐性を指標にした突然変異頻度ともに、対数的減衰線量率で照射した場合の方が効果的であることがわかった。
|
Report
(1 results)
Research Products
(15 results)