鉄酸化細菌の鉄酸化酵素遺伝子のクロ-ニングと鉄酸化細菌への導入
Project/Area Number |
63560094
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
応用生物化学・栄養化学
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Research Institution | Akita Prefectural College of Agriculture |
Principal Investigator |
草野 友延 秋田県立農業短期大学, 附属生物工学研究所, 助教授 (40186383)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 千弘 秋田県立農業短期大学, 附属生物工学研究所, 研修生
白鳥 寿一 秋田県立農業短期大学, 附属生物工学研究所, 研修生
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Project Period (FY) |
1988 – 1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1989)
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Budget Amount *help |
¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1989: ¥600,000 (Direct Cost: ¥600,000)
Fiscal Year 1988: ¥1,500,000 (Direct Cost: ¥1,500,000)
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Keywords | 鉄酸化細菌 / 鉄酸化酵素遺伝子 / クロ-ニング / クローニング |
Research Abstract |
1.標記酵素は鉄酸化細菌Fe1株よりSDSーPAGE的に均一に精製され、N末端のアミノ酸配列が決定されている。東工大山中教授からの私信に基ずき、18merと21merの2種のオリゴヌクレオチドを化学合成しプロ-ブとして用いた。 2.Fe1株の染色体DNAを調整し、EcoRI,PstIのプラスミドライブラリ-を構築した。これらのライブラリ-より1で述べたプロ-ブを用いて4c22塩基対からなるEcoRI断片として目的クロ-ンを単離した。 3.塩基配列決定の結果、目的遺伝子は255塩基対の短い読み枠を有していた。84ケのアミノ酸配列のうち31ケはシグナル配列を形成し、成熟酵素のサブユニット部分はわずか53ケのアミノ酸よりなっていた。これは、精製酵素サブユニットの分子量が8,000以下である事とも一致した結果である。 4.現在、大腸菌用発現ベクタ-にのせて大腸菌での本酵素の発現を試みている。 5.得られた4Kbの断片上には目的遺伝子の他に1290塩基対よりなるプリン生合成に関与するpurA遺伝子も存在している事が判明している。 6.鉄酸化細菌の宿主ベクタ-系構築に必要な選択マ-カ-遺伝子として、Eー15株由来の水銀耐性遺伝子を単離し、遺伝子構成を明らかにした。現在、この遺伝子を用いてシャトルベクタ-の構築、導入を試みている。
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Report
(2 results)
Research Products
(9 results)