Project/Area Number |
63560149
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Research Category |
Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
林学
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
北川 勝弘 名古屋大学, 農学部, 助手 (30023477)
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Project Period (FY) |
1988
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1988)
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Budget Amount *help |
¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
Fiscal Year 1988: ¥1,300,000 (Direct Cost: ¥1,300,000)
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Keywords | 林道網@路網 / 配置計画 / 地形解析 / 微地形の評価指標 / 流域構造 / 山地 / 小流域区分 / 次数解析 |
Research Abstract |
1.微地形の評価指標の検討:数値地形モデル(DTM)の格子点付近における微地形を把握する目的で、まず斜平面の推定方法について、(1)三角平均法、(2)回帰平面法、(3)2次曲面法、(4)ヘッセ平面法の4種類による比較検討を行った。斜平面の面積推定には主成分分析に基づく方式(4)が最適である。次に、格子点付近における「地形の複雑さ」を評価する指標として、(1)斜面凹凸率、(2)斜面傾斜の偏位ベクトルの2つを取り上げて検討した。前者は格子の四隅の標高値からヘッセ平面法で推定した斜平面の面積値を水平な格子面積で割った値から1を差し引いた残りを1000倍したもの、後者は格子点における傾斜角と方位角の組合せをベクトルとして捉えた際の隣接する格子点間のベクトル偏位量である。後者の方が微地形変化に対する感度が高く、指標として適している。 2.DTMに基づく山地小流域の自動的解:まず、「プロトタイプの解析システム」の問題点について検討し、その結果を踏まえて「水流の次数解析をとりいれた解析システ」への改良を図った。これにより、水源の位置が地図上で手作業で解析する場合の判別結果に比較的近づき、疑似水流の発生をかなり防げるようになった。また、水流の流路区間の系統的な区分・番号づけや、それに伴う各格子点の小流域への区分も可能となった。 3.地形構造上でのDTM格子点の特性把握:方流の流路区間番号の付与・検索方法を工夫したため、谷の階層構造の水流次数別把握や任意の格子点の階層構造内での位置づけ等を、直接行える。 4.その他:時間的な制約のため、今年度はDTM格子点における「林道開設難易度」指標の確立までに至らなかった。今後、環境保全を配慮した林道網配置計画の立案を可能にするため、「路網配置計画のための地形解析システム」を確立すべく、さらに努力したい。
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Report
(1 results)
Research Products
(5 results)