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リンパ球細胞のTーおよびBー細胞への分化決定機構の解明

Research Project

Project/Area Number 63570113
Research Category

Grant-in-Aid for General Scientific Research (C)

Allocation TypeSingle-year Grants
Research Field General medical chemistry
Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

川市 正史  京都大学, 医学部, 助教授 (00195041)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 本庶 佑  京都大学, 医学部, 教授 (80090504)
Project Period (FY) 1988
Project Status Completed (Fiscal Year 1988)
Budget Amount *help
¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
Fiscal Year 1988: ¥2,000,000 (Direct Cost: ¥2,000,000)
KeywordsプロB細胞 / プロT細胞 / DNAメチル化 / 免疫グロブリン遺伝子 / T細胞抗原受容体遺伝子 / リンパ球分化
Research Abstract

リンパ球系前駆体細胞のT細胞とB細胞への分化の決定機構を解明するため、プロB細胞とプロT細胞の免疫グロブリン遺伝子とT細胞抗原受容体遺伝子の種々の領域についてDNAメチル化のパターンを比較した。プロB細胞はマウス骨髄由来のILー3依存性細胞株LyD9を、またプロT細胞としてはマウス胎児胸腺由来のFTD11を用いた。LyD9が成熟B細胞へ分化し免疫グロブリン産生を行うことは既に発表されている。まずFTD11の諸性質を検討した。この細胞はILー2依存性に増殖し、細胞表面にThg1、CD4、DC8を弱く発現しており、免疫グロブリン遺伝子とT細胞抗原受容体遺伝子領域は生殖細胞型であるがステリルな転写産物と考えられるT細胞受容体γ鎖のmRNAを発現していた。この性質は幼若T細胞の性質と一致している。FTD11を放射線照射したマウス胸腺内に注入したが、成熟T細胞への分化は認められなかった。肝細胞を対照としてDNAメチル化のパターンを調べた結果、LyD9、FTD11ともに免疫グロブリンとT細胞抗原受容体遺伝子の両領域とも低メチル化の状態であったが、LyD9とFTD11の間では著明な差は認められなかった。この結果は、DNAのメチル化は分化決定機構に重要な影響を与えないことを示唆している。FTD11は分化能を持たないことから、新しいプロT細胞株を得るため、胎児胸腺よりILー2依存性細胞株の樹立を試みたが成功しなかった。我々は、ヒトILー2を発現するトランスジェニックマウスを樹立してT細胞分化におよぼす効果を検討したが、恒常的ILー2刺激化のT細胞においては、分化過程におけるDNAメチル化のパターン変動が正常とは異なる可能性があり検討中である。またこのマウスからはオートクリンで増殖するプロT細胞株の樹立も可能であると考え検討中である。

Report

(1 results)
  • 1988 Annual Research Report
  • Research Products

    (1 results)

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All Publications (1 results)

  • [Publications] 石田靖雅: International Immunology. (1989)

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      1988 Annual Research Report

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Published: 1988-04-01   Modified: 2016-04-21  

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