Project/Area Number |
63840021
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Research Category |
Grant-in-Aid for Developmental Scientific Research (B)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Research Field |
遺伝学
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Research Institution | National Institute of Genetics |
Principal Investigator |
五條堀 孝 国立遺伝学研究所遺伝情報研究センター, 教授 (50162136)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
根路銘 国昭 国立予防衛生研究所ウィルス, リケッチア部, 室長 (00072934)
森山 英明 東京工業大学理学部生命理学科, 助手 (50200457)
溝上 雅史 名古屋市立大学, 医学部, 助手 (40166038)
星野 洪郎 (星野 洪雄) 群馬大学医学部, 衛生学教室, 教授 (00107434)
下遠野 邦忠 国立がんセンター, ウイルス部, 部長 (10000259)
森山 悦子 お茶の水女子大学, 人間文化研究科, 助手 (20210198)
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Project Period (FY) |
1988 – 1990
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 1990)
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Budget Amount *help |
¥11,200,000 (Direct Cost: ¥11,200,000)
Fiscal Year 1990: ¥2,100,000 (Direct Cost: ¥2,100,000)
Fiscal Year 1989: ¥3,700,000 (Direct Cost: ¥3,700,000)
Fiscal Year 1988: ¥5,400,000 (Direct Cost: ¥5,400,000)
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Keywords | AIDSウイルス / 合成ワクチン / 分子進化学 / 中和試験 / ウイルス増殖抑制 / 結晶解析 / envペプチド / AIDS / HIV / 外被糖タンパク / ワクチン開発 / 合成ペプチド / ウイルス増殖抑制試験 / 分子進化 / 感染阻止実験 |
Research Abstract |
AIDS(後天性免疫不全症候群)ウイルスに対して、「総合的視野に立った有効な合成ワクチンの作成を目標とし、その研究開発のための方法論の確立を目指した試験的研究を行うこと」を目的として、相互に関連はしているものの分野的には非常に異なった4つの研究分野(「塩基配列デ-タの分子進化学的解析」、「ウイルス遺伝子の発現実験」、「X線による立体構造の解析」、「ワクチン効果試験」)の最先端技術をもつ研究者達が、有機結合的協力体制の下に研究サイクルを構築して、AIDSウイルスに対する合成ワクチン開発研究の方法論の確立を目指し、本研究は実施されてきた。 1.五條堀・森山(悦)・林田は、HIVー1及びー2のenv領域アミノ酸配列デ-タより合成ワクチン開発の候補となるペプチド領域を同定し、さらにアミノ酸置換パタ-ンを推定した。 2.溝上・折戸は、同定されたペプチド領域に対する合成ペプチドを作成し、これより抗血清の作成に成功した。 3.星野は、HIV感染培養細胞での中和試験及びウイルス増殖抑制試験を行い、ウイルス増殖抑制に多少の有効性を確認した。また,日本人AIDS患者6名より単離されたHIVー1の塩基配列を決定し、海外で単離されたHIVー1との系統関係の解析を行った。 4.下遠野・丹生谷は、env遺伝子の大腸菌プラスミドPUC19を用いた大量発現系の研究を行った。 5.森山(英)は、1本の合成ペプチドの結晶解析を行った。 以上,昨年度に引き続き各研究サイクルの研究が着実に行われ、それぞれ成果を上げることができた。最終的に有効な合成ワクチン開発には至らなかったが、このような研究サイクルの継続が、合成ワクチン開発への有効な手段であるとの感触を得ることができた。
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