非対称モノマーの配列を鍵とした巨大双極子π造形
Publicly Offered Research
Project Area | pi-System Figuration: Control of Electron and Structural Dynamism for Innovative Functions |
Project/Area Number |
15H00989
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
山下 建 (アルブレヒト建) 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 助教 (50599561)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥6,760,000 (Direct Cost: ¥5,200,000、Indirect Cost: ¥1,560,000)
Fiscal Year 2016: ¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
Fiscal Year 2015: ¥3,380,000 (Direct Cost: ¥2,600,000、Indirect Cost: ¥780,000)
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Keywords | デンドリマー / カルバゾール / 熱活性化遅延蛍光 / 有機EL / 双極子モーメント / ナノ材料 / ベンゾチアジアゾール |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究ではカルバゾールのように非対称で双極子モーメントを有するモノマーを連結することで巨大な双極子モーメント有する分子を合成し、その電気・光物性を明らかとすることを目的としている。また、新学術領域研究であるため、領域内での共同研究を通じて領域目標を達成することも目的としている。 本年度はアクセプター部位であるトリアジンをコアとして末端に種々の置換基を配したカルバゾールデンドリマーを合成し、塗布型熱活性化遅延蛍光材料として展開した。また、同様にカルバゾールデンドロンを有し、アクセプター部位としてベンゾフェノンを有するデンドリマーに関しても塗布型熱活性化遅延蛍光材料として展開した。両デンドリマーが過去に1例しか報告されていない、発光材料上に電子輸送層を塗布製膜可能な熱活性化遅延蛍光材料であることを明らかとした。実際に有機層を全て塗布によって形成した有機EL素子を作製した所外部量子効率が5%から10%程度にまで達することを見出した。 領域内共同研究も活発に行っている。熱活性化遅延蛍光を示す第3世代カルバゾールデンドリマーに関してはA02班の山本Gと自己組織化に関する共同研究を推進しており、複数回の学会発表を行い論文投稿を準備している。さらに、A01班の武田Gとの共同で合成した新規なドナー・アクセプター型デンドリマーに関してはA02班の山本Gとの3グループ間共同研究へと発展した。A03班の竹延Gと行ってきた電気化学発光セルへの熱活性化遅延蛍光デンドリマーの適用に関しても十分な成果が得られており、論文を投稿中である。 こうした研究について領域会議などで他研究者と多くのディスカッションをしており、今後の研究推進に有用なアドバイスも得るとともに、新たな共同研究の実施も開始している。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(32 results)