力学的回転運動の回転スピン流変換
Publicly Offered Research
Project Area | nano spin conversion science |
Project/Area Number |
15H01021
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Keio University |
Principal Investigator |
能崎 幸雄 慶應義塾大学, 理工学部(矢上), 教授 (30304760)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥10,400,000 (Direct Cost: ¥8,000,000、Indirect Cost: ¥2,400,000)
Fiscal Year 2016: ¥5,200,000 (Direct Cost: ¥4,000,000、Indirect Cost: ¥1,200,000)
Fiscal Year 2015: ¥5,200,000 (Direct Cost: ¥4,000,000、Indirect Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | スピン流 / スピンメカトロニクス / 角運動量変換 / 表面弾性波 / 強磁性共鳴 / スピン回転結合 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、非磁性金属に誘引した表面弾性波(SAW)のスピン回転結合(SRC)による純スピン流の生成と、そのスピントランスファートルク発現の定量的理解を試みた。SAWフィルタデバイスに非磁性金属 / 強磁性金属2層膜パターンを形成した試料を作製し、(1) SAWの伝播方向と強磁性金属の磁化ベクトルのなす角度、(2) 非磁性金属の電気伝導度および膜厚、(3) 強磁性金属の磁歪および磁化ダンピング係数に対して、SAWフィルタデバイスのマイクロ波吸収量の変化を測定した。以下に今回の研究成果をまとめる。 ① SAWによる格子変位は、強磁性金属の磁歪や磁気異方性の変調を引き起こし、これがSAWフィルタのマイクロ波透過特性に影響する可能性がある。SRC効果に由来するスピン流生成の実現を示すためには、これらの可能性を排除しなければならない。そこで、強磁性金属の磁化とSAW波数ベクトルの角度を系統的に変化させながらマイクロ波吸収強度を測定した。その結果、SRC理論の予想と同じく両者の角度が0度のときに吸収強度が最大となり、磁歪(25度で最大化)や磁気異方性(90度で最大化)由来の効果ではないことを明確に示すことに成功した。 ② 電気伝導度の異なるCuとTiで同様の実験を行なったところ、伝道度の高いCuで大きなSRC効果が発現した。さらに、Cu膜厚を200 nmまで増加させた場合、SRC効果が単調増加した。これらの結果は、スピン流強度が電気伝導度に比例し、表面からSAW波長程度(~マイクロメートル)の深さで最大化することを示した理論計算の結果と一致する。 ③ 磁歪および磁化ダンピング係数が異なるNiFe合金とNiを用いて同様の実験を行なったところ、Niの場合に10倍程度大きなスピントランスファートルクが発生した。この結果は、理論計算では説明ができず、SRCの実デバイス応用に向けて今後解明したい。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(28 results)
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[Presentation] 表面弾性波を用いたスピンメカトロニクス2016
Author(s)
能崎幸雄, 小林大眞, 高橋遼, 井口亮, 松尾衛, 前川禎通, 齊藤英治
Organizer
2016年度九州・山口・沖縄磁気セミナー
Place of Presentation
イーフ情報プラザ(沖縄県島尻郡久米島町)
Year and Date
2016-05-27
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