lincRNAとmiR2118によるイネの新しい生殖メカニズム
Publicly Offered Research
Project Area | Neo-taxonomy of noncoding RNAs |
Project/Area Number |
15H01476
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Biological Sciences
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Research Institution | Okinawa Institute of Science and Technology Graduate University |
Principal Investigator |
小宮 怜奈 沖縄科学技術大学院大学, サイエンステクノロジーグループ, サイエンス・テクノロジー アソシエート (90631416)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥9,360,000 (Direct Cost: ¥7,200,000、Indirect Cost: ¥2,160,000)
Fiscal Year 2016: ¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
Fiscal Year 2015: ¥4,680,000 (Direct Cost: ¥3,600,000、Indirect Cost: ¥1,080,000)
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Keywords | non-coding RNA / microRNA / 生殖 / イネ / 植物 |
Outline of Annual Research Achievements |
近年、タンパク質をコードしないnon-coding RNAが大量に転写され、生命機能を制御することから、non-coding RNAの新たな機能が報告されている。植物のnon-coding RNA研究は、個々のnon-coding RNAの生理機能が解明されつつあるが、植物のゲノムワイドな非コードゲノム領域の機能と存在意義に関する知見は極めて乏しい。 本研究では、生殖期に特異的に発現する700種以上の生殖lincRNA (large intergenic non-coding RNA)、及び、microRNA2118の機能解明を目指す。これらlincRNAには、miR2118が認識する22塩基長の共通配列 (作動エレメント) が存在する。生殖lincRNAsは、miR2118切断を介して、21塩基間隔にプロセシングされ、21塩基のフェーズを示すphased small interfering RNA (phasiRNAs) が生成される。これら21塩基のphasiRNAは、イネの生殖細胞特異的に働くArgonauteタンパク質と結合することを明らかにしている (Komiya et al., Plant J 2014)。 本研究では、ゲノム編集により(1) 生殖lincRNAの変異イネ (2) 複数の生殖lincRNAに変異を起こしたイネ (3) miR2118変異イネ (4) lincRNA高密度領域欠失イネの4タイプの50種類を超える変異イネを作出した。特に、(3)のmiR2118 変異イネでは、miR2118 ファミリー13箇所に欠失が生じた変異イネが同定され、これら変異イネの種子稔性は低いことから、miR2118 ファミリーが生殖制御に関与していることが示唆された。 また、本年度、植物の生殖や免疫応答に関与するphasiRNAsの生合成経路、及び、phasiRNAの進化や多様性に関する英文総説を執筆した (Komiya., Plant Research 2017)。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(7 results)