正直シグナルの伝播による人らしさを生み出す操縦インタフェースの構築
Publicly Offered Research
Project Area | Cognitive Interaction Design: A Model-Based Understanding of Communication and its Application to Artifact Design |
Project/Area Number |
15H01611
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Complex systems
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
飯塚 博幸 北海道大学, 情報科学研究科, 准教授 (30396832)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥11,310,000 (Direct Cost: ¥8,700,000、Indirect Cost: ¥2,610,000)
Fiscal Year 2016: ¥5,720,000 (Direct Cost: ¥4,400,000、Indirect Cost: ¥1,320,000)
Fiscal Year 2015: ¥5,590,000 (Direct Cost: ¥4,300,000、Indirect Cost: ¥1,290,000)
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Keywords | ヒューマンインタフェース / 相互作用 / 正直シグナル |
Outline of Annual Research Achievements |
前年度においてPerceptual Crossing実験を行うことで,人の非言語相互作用に時間遅れをいれた場合,400msから500msの時間遅れが入ってしまうと例え人が操作していたとしても人らしさが大きく失われることがわかった.これは,ロボットが人と相互作用を行っている状況に当てはめると,相手の動作に対する人の応答タイミングから,400ms以上ロボットの動作が遅れてしまうとロボットの動きは人らしくなり得ないということを意味している.これを改善するために本年度において,引き続き人同士の相互作用の解析を行い,人がロボットを操縦する際,ロボットが人らしく振る舞うための方法論の構築を行った.まず,時間遅れに対して人は振る舞いを変えることで相互作用の頑健性を上げていることがわかった.そこでは,両者が相互作用を行うときに生じる接触を意味する振動刺激の間隔が遅くなっていることがわかった.これは両者の相互作用のリズムを遅くすることで,時間遅れが相互作用に入ったときにお互いの応答タイミングに幅が生じたためだと考えられる.次に,この人の適応行動を利用することで,ロボットの応答タイミングが遅れても人らしく振る舞うことのできる方法を提案した.アイデアとしては,外部からインタフェースとして相互作用のリズムを遅くしてやることで,相互作用の頑健性を向上できるではないかと考えた.方法としては,Perceptual Crossing実験内での運動ゲインを下げ,運動の効果を落とした.これは必ずしも相互作用のリズムを遅くすることにはつながらないが,結果的に相互作用のリズムを落とすことに成功した.これにより,相互作用の頑健性の向上も観察された.また,定量的に移動エントロピーを用いることで,時間遅れがあっても相互作用が改善されていることを示した.
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(9 results)