認知モデルを利用した自伝的記憶のミラーリングエージェント
Publicly Offered Research
Project Area | Cognitive Interaction Design: A Model-Based Understanding of Communication and its Application to Artifact Design |
Project/Area Number |
15H01615
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Complex systems
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Research Institution | Shizuoka University (2016) Nagoya University (2015) |
Principal Investigator |
森田 純哉 静岡大学, 情報学部, 准教授 (40397443)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥8,190,000 (Direct Cost: ¥6,300,000、Indirect Cost: ¥1,890,000)
Fiscal Year 2016: ¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2015: ¥3,640,000 (Direct Cost: ¥2,800,000、Indirect Cost: ¥840,000)
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Keywords | 自伝的記憶 / 認知アーキテクチャ / 認知科学 / 認知モデル |
Outline of Annual Research Achievements |
自伝的記憶の個人化認知モデルを実現する要素技術として、ライフログから構築される意味ネットワークの可視化システムを構築した。このシステムにおいて、ユーザが撮影した写真(ライフログかつ自伝的記憶)は、Exifや画像認識、ユーザによる写真撮影時の感情評定などの属性によって結合される。ユーザはそれぞれの属性の重みや粒度を主体的に調整でき、自身の記憶を辿るように記憶の探索を行うことができる。つまり、本システムにおいて、ユーザの自伝的記憶の構造は、ユーザとシステムのインタラクションによって、ネットワークにミラーリングされる。 ユーザの記憶想起や情動喚起に対する効果を検討するために、本システムを介して実験参加者の日常生活を振り返らせる実験を実施した。実験において参加者は10日程度の期間、自身の日常生活を記録する写真を撮影した。 写真撮影期間から1週間程度の間をおき、実験参加者はシステムを介して自身の記憶を振り返った。写真が正しい属性を介して結合される実験群に加え、写真がランダムな属性を介して結合される 対照群を設定した。実験の結果、実験群は対照群に対して、自身の記憶構造が可視化されたネットワークにモデル化されているという認識、日常記憶の振り返りの鮮明さ、行動変容への意欲などを問うアンケート項目が有意に上昇した。この結果は、属性を介した意味ネットワークの構築が 、自伝的記憶の個人化認知モデルを構築する要素技術として、一定の有効性を保持することを示すものである 。 上記の成果に加え、H28年度は、ユーザの情動をリアルタイムにミラーリングするニューロフィードバック環境、およびライフログ閲覧時の脳波の解析技術に関わる研究を実施した。
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(19 results)