身体失認・失行症における身体性変容の解明とニューロリハビリテーション法の開発
Publicly Offered Research
Project Area | Understanding brain plasticity on body representations to promote their adaptive functions |
Project/Area Number |
15H01671
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Complex systems
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Research Institution | Kio University |
Principal Investigator |
森岡 周 畿央大学, 健康科学部, 教授 (20388903)
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Project Period (FY) |
2015-04-01 – 2017-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2016)
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Budget Amount *help |
¥9,750,000 (Direct Cost: ¥7,500,000、Indirect Cost: ¥2,250,000)
Fiscal Year 2016: ¥4,550,000 (Direct Cost: ¥3,500,000、Indirect Cost: ¥1,050,000)
Fiscal Year 2015: ¥5,200,000 (Direct Cost: ¥4,000,000、Indirect Cost: ¥1,200,000)
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Keywords | 身体性 / 身体所有感 / 失行 / 脳卒中 / 異常知覚 / 筋活動 / 失行症 / 身体失認 / 運動主体感 |
Outline of Annual Research Achievements |
映像遅延装置システムを用いて,失行症における身体性の変容を定量的に明らかにすることを研究目的とした.加えて,身体性の変容が運動パフォーマンスおよび運動関連脳領域に与える影響を,映像遅延装置システムを用いて明らかにすることを目的とした.研究1: 脳卒中を罹患した患者22名を,失行評価に基づき,失行群(7名)・偽失行群(6名)・非失行群(9名)に分類することができた.その結果,触覚刺激と受動運動における遅延検出閾値(delay detection threshold:DDT)と遅延検出確率曲線の勾配(steepness)に群間差は認めなかった.一方,能動運動では,失行群は,偽・非失行群と比較して,DDTの有意な延長とsteepnessの有意な低下を示した.また失行重症度と能動運動条件におけるDDT/steepnessとの間には,有意な相関関係を認めた.これらの結果から,失行症には,motor predictionsの障害があることを示唆した.研究2:健常者を対象に,運動-感覚不一致による身体性の変容と共に生じる運動学的変化および運動関連脳領域の活動変化を捉えることを目的とし, 実験を行ったところ,主観的知覚である身体の損失感,重さ及び疲労は,遅延時間の延長に伴って有意に増大した.また,運動リズム及び筋活動量は遅延時間増大に伴って有意に緩慢化・減少した.さらに,対側一次運動野の運動関連電位の振幅ピーク潜時は遅延時間増大に伴って遅延する傾向にあった.本研究では,運動-感覚の不一致が主観的知覚の変容をもたらすだけでなく,運動リズムおよび筋出力にも影響を与えることを明らかにした.加えて,その背景には運動関連脳領域の活動変化が関係していることを示唆する結果を得た.
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Research Progress Status |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
28年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(29 results)
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[Presentation] 失行における多感覚統合特性2016
Author(s)
石橋凜太郎,河野正志,富永孝紀,宗宮ゆりえ,奥埜博之,座間拓郎,嶋田総太郎,大住倫弘,信迫悟志,森岡周
Organizer
第40回日本高次脳機能障害学会学術総会
Place of Presentation
キッセイ文化ホール(長野)
Year and Date
2016-11-11
Related Report
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[Presentation] 脳卒中片麻痺における多感覚統合能力の評価2016
Author(s)
藤原瑶平,石橋凜太郎,河野正志,富永孝紀,座間拓郎,嶋田総太郎,大住倫弘,信迫悟志,森岡周
Organizer
第40回日本高次脳機能障害学会学術総会
Place of Presentation
キッセイ文化ホール(長野)
Year and Date
2016-11-11
Related Report
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[Presentation] 失行における多感覚統合の変容2016
Author(s)
信迫悟志,石橋凜太郎,富永孝紀,宗宮ゆりえ,奥埜博之,座間拓郎,嶋田総太郎,大住倫弘,森岡周.
Organizer
第17回日本認知神経リハビリテーション学会学術集会
Place of Presentation
エルガーラホール(福岡)
Year and Date
2016-07-02
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