包括的なバランス機能障害評価および介入効果のモニタリングシステムの開発
Publicly Offered Research
Project Area | Understanding brain plasticity on body representations to promote their adaptive functions |
Project/Area Number |
17H05913
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Complex systems
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Research Institution | Fujita Health University |
Principal Investigator |
向野 雅彦 藤田医科大学, 医学部, 准教授 (30424170)
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Project Period (FY) |
2017-04-01 – 2019-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2018)
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Budget Amount *help |
¥8,320,000 (Direct Cost: ¥6,400,000、Indirect Cost: ¥1,920,000)
Fiscal Year 2018: ¥3,510,000 (Direct Cost: ¥2,700,000、Indirect Cost: ¥810,000)
Fiscal Year 2017: ¥4,810,000 (Direct Cost: ¥3,700,000、Indirect Cost: ¥1,110,000)
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Keywords | 歩行 / バランス / バランス機能 / 三次元動作分析 / リハビリテーション |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は、これまでに作成してきたバランス機能の指標間の相互関係の理解に基づき、歩行時に重心が足圧により制御される仕組みについて検討を行うことである。対象者は、手すりなしでトレッドミル上で歩行可能なパーキンソン病患者10名、小脳失調患者18名、健常者8名。歩行中の足圧と三次元計測を同期的に行うことで、側方の重心位置と足圧位置の関係性からCOGの速度にCOPの挙動がどのように影響しているか評価することを試みた。 検討の結果、小脳失調群ではCOP-COG距離は健常に比較して有意な上昇を認めた。また、有意水準には至らなかったが、COPの振幅は小脳失調群で拡大の傾向を認めた。パーキンソン病群では単脚支持時間の有意な短縮を認めた。 COP速度、COG速度はパーキンソン病群では低下傾向を認めた。全体の傾向としては、失調患者では時間因子は変わらないものの、COPが健常人よりも比較して大きく動くことでCOGの制御を行っており、失調患者において一般的にみられるwide-basedの歩行パターンを反映しているものと考えられた。一方、パーキンソン病患者では、COPの動く範囲はやや大きい傾向があるものの、小刻み歩行パターンを反映して単脚支持時間は短く、COGの速度は低く保たれている傾向がみられた。 さらにCOG速度を従属変数、上記5変数を独立変数とした重回帰分析を実施した。ステップワイズ法(増減法)による変数選択を実施したところ、COP-COG距離、単脚支持時間、COP-COG方向一致率が選択された。このモデルの決定係数は0.76と比較的良好な当てはまりが得られた。歩行中において、重心速度はCOPとCOGの関係性に強く影響されることが明らかとなとなった。
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Research Progress Status |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
平成30年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(3 results)