Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
本研究ではフェムト秒レーザー照射に伴うナノ周期構造形成メカニズムを明らかにするためにナノプラズマの視点から研究を行った。フェムト秒レーザーポンプ・軟X線レーザープローブの時間分解反射率イメージング光学系を構築し、白金及び金のフェムト秒レーザーアブレーション過程を観測した。その結果、白金においては急激な軟X線反射率低下を示す強励起領域、比較的遅い反射率低下を示す中励起領域に加え、アブレーション閾値近傍でリング状の反射率低下が100 ps以内の時間スケールで観測された。これらの観測結果は、シミュレーションによって示された、vaporization、fragmentation、homogeneous nucleation、spallationの各プロセスと良い一致を示した。また、金においてはシャドウグラフによって膨張表面を観測することに成功し、膨張表面の高さ、膨張速度、透過率、相対密度の時間発展を数100 nsの時間スケールで明らかにすることが出来た。また、1 ns以下の比較的早い時間領域では軟X線のニュートンリングを初めて観測することが出来た。ニュートンリングの解析から、各遅延時間における膨張表面の高さを推定することができ、被照射面の振動現象を見出した。この振動現象は分子動力学計算によっても裏付けることができた。
25年度が最終年度であるため、記入しない。
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プラズマ・核融合学会誌
Volume: 89 Pages: 493-499
Optics Express
Volume: 20 Issue: 28 Pages: 29329-29337
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レーザー研究
Volume: 40 Pages: 592-597
10030926177
http://pub2.db.tokushima-u.ac.jp/ERD/person/82121/profile-ja.html