Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
金属粉体へのレーザー照射における急速溶解・急速凝固現象のその場観察において,溶融池周囲に形成されている気相(プラズマ相)の状態およびその急速変動現象の解明も不可欠である.溶融する金属からの蒸発現象やそれに伴う熱・物質・運動量の出入りには,気相側の影響が計り知れないからである.本課題では,プラズマ相からの発光・吸光現象を用いた光学的高速度イメージング技術と,プラズマ相の発光吸光物理現象に基づく定量解析に基づき,プラズマ相の温度場・濃度場のその場観察を行う.これにより,プラズマ相が及ぼす急速溶解・急速凝固現象への影響を明らかにし,プラズマ相からの制御因子の模索を目指す.
金属粉体へのレーザー照射における急速溶解・急速凝固現象のその場観察において,溶融池周囲に形成されている気相(プラズマ相)の状態およびその急速変動現象の解明も不可欠である.溶融する金属からの蒸発現象やそれに伴う熱・物質・運動量の出入りには,気相側の影響が計り知れないからである.本課題では,プラズマ相からの発光・吸光現象を用いた光学的高速度イメージング技術と,プラズマ相の発光吸光物理現象に基づく定量解析に基づき,プラズマ相の温度場・濃度場のその場観察を行う.2024年度は以下の4つのステップでした.(1.レーザー誘起プラズマの観察用実験系の構築)過渡的な現象であるレーザー誘起プラズマ発生の実験系を製作する.その後の光学計測に対応可能な窓材,雰囲気制御可能なチャンバー,発生ヒュームのコレクターなどからなる実験系構築準備を行った.(2.レーザー誘起プラズマの光学計測)過渡的な現象であるレーザー誘起プラズマにおける発光・吸光スペクトル計測を行った.これにより,レーザーによる粉体の急速加熱現象において,溶融・蒸発・分解などの同時に生じる現象で,特に着目すべき原子,分子,イオンについての情報を抽出した.(3.プラズマ相において特に注目すべき原子等の放出係数の理論計算)計測結果(2より)を基に,注目すべき原子,分子,イオンを決定し,それらのプラズマ構成種の放出係数(Emission Coefficient, 光の強さ)の理論計算を行った.これにより,特定の複数波長域の発光強度比とプラズマ相の(電子,ガス)温度の理論曲線データを取得した.(4.レーザー誘起プラズマのイメージング計測)高速度カメラと,特定波長のみの電磁波を透過するバンドパスフィルターを組み合わせた光学系を用いて,レーザー誘起プラズマのイメージング計測を行い,温度分布を取得した.
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
本研究は概ね順調に進行している.2024年度については,ステップ2~4については予定通り完了した.ステップ1の実験系構築については準備段階であり,2025年度も引き続き系構築に取り組む予定であるが,測定対象は問題なく確保できている.以上の全体進捗を鑑み,概ね順調に進展していると判断できる.
2025年度は以下のように研究を進める.1)観測対象の実験系の構築2)プラズマ相からの発光における連続光影響についての定量的評価3)凝縮相の温度分布の測定4)プラズマ相と凝縮相のその場同期観測
All 2024
All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results) Presentation (1 results) (of which Int'l Joint Research: 1 results, Invited: 1 results)
Japanese Journal of Applied Physics
Volume: 63 Issue: 11 Pages: 116001-116001
10.35848/1347-4065/ad8997