Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
糖鎖や複合糖質は、糖とアグリコンがグリコシド結合を介して連結している。糖とアグリコンの組み合わせは極めて多様であるが、連結部は多様性が低い。これまでに、O, N, S, Se, CH2グリコシドのように、原子の種類を変更した連結部のアナログが提案されてきたが、同様の戦略ではこれ以上多様なアナログの創出は難しい。我々は、C-グリコシド炭素上に置換基が導入できることに着目し、糖鎖連結部(Glyco-linkage)編集戦略を提案した。本研究では、これまでに開発したフルオロビニル-C-グリコシドを岐点とした様々なC-グリコシドアナログの分岐合成法を開発する。