Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
レーザーを物質に照射して生じるレーザー動現象をミクロな立場から解析する理論が日々進歩している。それらによって、近年、多くの現象の理解が進展している。しかし、実際のレーザー駆動現象では、光電磁場の他にレーザーによる加熱の効果も重要な役割を果たしている。電磁場と加熱の効果を同時にミクロな立場から解析することは難題であると同時に、キラル光駆動現象の理解を深める上で極めて重要である。そこで本公募研究では、キラル光の電磁場で生じる新現象の理論に加えて、電磁場と光加熱の相乗効果で生じると期待される渦生成・回転現象のミクロな理論を構築し、その実験検証法を提案する。これにより「キラル光物質科学」に貢献する。