Publicly Offered Research
Grant-in-Aid for Transformative Research Areas (A)
共振器内でフォトンと励起子を強く相互作用 (強結合) させた際に形成するキメラ準粒子である励起子ポラリトンは、光をまとった励起子としての物性変調が期待できる。これをキラルな光-物質相互作用に適用すれば、非対称性に由来した新奇物性の開拓が可能となる。しかし、適切な分子および分子の集積設計ができていないために、キラル励起子ポラリトンの物性研究はほとんど発展していない。そこで本研究では、キラルな光-物質相互作用を最大化する光共振器の実現を目的とした材料開拓を行い、偏光特性と物性の相関を明らかにしていく。