有機分子触媒による分子認識の基盤開拓と反応開発
Publicly Offered Research
Project Area | Advanced Molecular Transformations by Organocatalysts |
Project/Area Number |
26105732
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research on Innovative Areas (Research in a proposed research area)
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Allocation Type | Single-year Grants |
Review Section |
Science and Engineering
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
山田 健一 京都大学, 薬学研究科(研究院), 准教授 (00335184)
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Project Period (FY) |
2014-04-01 – 2016-03-31
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Project Status |
Completed (Fiscal Year 2015)
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Budget Amount *help |
¥6,240,000 (Direct Cost: ¥4,800,000、Indirect Cost: ¥1,440,000)
Fiscal Year 2015: ¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
Fiscal Year 2014: ¥3,120,000 (Direct Cost: ¥2,400,000、Indirect Cost: ¥720,000)
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Keywords | 含窒素複素環カルベン / 有機分子酸塩基触媒 |
Outline of Annual Research Achievements |
多機能NHC有機触媒の創製、新規有機分子酸塩基触媒の創製、それらを用いる新規不斉反応の開拓を目的として研究を行い、本年度は以下の成果を得た。 (1)昨年度に開発したキラルリン酸触媒による脱離基の活性化手法を応用して不斉SN2反応の開発を検討した。その結果、アミノアルコール類のp-メトキシベンジル化反応による速度論的光学分割を高いエナンチオ選択性で進行させることに成功した。また、NMRによる反応機構解析を行い、上記反応がリン酸エステルを経由する求核触媒反応であることを明らかにした。 (2)昨年度に開発した分子内ベンゾイン型環化反応を用いるイノシトール合成法を非対称ジアルドースへ適用拡大を試みた。その結果、用いるキラルNHC触媒の立体化学と3,4-位の保護基とが反応の位置選択性の制御に重要であることを明らかにするとともに、イノソースの作り分けに成功した。 (3)昨年度開発したNHC触媒によるアルコールの分子内プロパルギルスルホンへの環化反応をアミド類の環化反応へと適用範囲を拡大することに成功した。 (4)昨年度合成に成功した新規グアニジン触媒をもちいると活性メチレン化合物の不斉共役付加反応が高い不斉収率で進行することを見出し、有効な不斉場が構築されていることを確認した。
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Research Progress Status |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Strategy for Future Research Activity |
27年度が最終年度であるため、記入しない。
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Report
(2 results)
Research Products
(49 results)