地域住民の発言行動の規定要因に関する研究

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タイトル別名
  • AN EMPIRICAL STUDY ON DETERMINANTS OF RESIDENTS' VOICES
  • チイキ ジュウミン ノ ハツゲン コウドウ ノ キテイ ヨウイン ニ カンスル ケンキュウ

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抄録

地域コミュニティの自律的な改善を促進する上では,地域住民自身が地域の問題解決に向けて発言することが期待される.しかし,地域住民は,地域全体の利益の増進を意図した協力的な発言を行うだけでなく,個人の私的利益の増進のみを意図した非協力的な発言を行う可能性も考えられ,地域の問題解決を阻害することにもなりかねない.本研究では,地域住民の協力的発言と非協力的発言の心的要因をそれぞれ明らかにすることを目的として,松山市民(n = 328)を対象とした実証調査を実施した.この調査では,社会ジレンマや苦情行動等の関連する社会心理学理論を基にして,地域住民の規範意識や地域愛着,住民特権意識や離脱意図等を測定し,協力的発言意図及び非協力的発言意図との関連性を検討した.最後に,地域計画やまちづくりに示唆する点を考察した.

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