研究領域 | 脳構築における発生時計と場の連携 |
研究課題/領域番号 |
16K21729
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 基金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 (2022) 京都大学 (2016-2021) |
研究代表者 |
影山 龍一郎 国立研究開発法人理化学研究所, 脳神経科学研究センター, センター長 (80224369)
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研究分担者 |
仲嶋 一範 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 教授 (90280734)
見学 美根子 京都大学, 高等研究院, 教授 (10303801)
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研究期間 (年度) |
2016-06-30 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
32,760千円 (直接経費: 25,200千円、間接経費: 7,560千円)
2020年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
2019年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2018年度: 9,360千円 (直接経費: 7,200千円、間接経費: 2,160千円)
2017年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
2016年度: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円)
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キーワード | 発生時計 / 神経発生 / 脳構築 / 神経幹細胞 / 数理モデル / 分節時計 / 神経疾患 / 細胞外環境 / 大脳構築 |
研究成果の概要 |
国際活動支援班では、若手研究者を中心に海外との共同研究や海外での成果発表のための旅費を支援した。また、若手研究者と海外トップクラス若手研究者との交流を深めるために、平成30年3月19日から23日まで京都で合宿形式の国際ワークショップを開催した。海外の新進気鋭の若手研究者10名を招待し、日本側からは多くの若手研究者が参加した。シニア研究者も含めて合計88名が参加したが、活発な質疑応答や議論が繰り広げられ、共同研究の打ち合わせもなされた。2023年3月15ー17日に京都大学で国際シンポジウムを開催した。国外から8名の著名な研究者を招待し、領域内からは多くの研究者が参加し、有意義な研究交流ができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
発生時計について多くの点が不明であったが、分節時計について研究が大いに進んだ。マウスの分節周期は約2時間なのに対してヒトは約5時間であることを発見し、その種差の分子機構を明らかにするとともに、神経発生過程の進行速度の種差も同じ機構によることを示した。これら一連の成果は、一般にも大きなインパクトを与え、Nature誌等で解説されるとともに、国内外の多くのマスコミでも報道された。発生過程はドミノ式に進行すると考えられていたが、上記のように厳密に時間を測る発生時計の実体が示され、さらに発生時計が場と連携する過程が明らかになった。神経科学や発生生物学に「革新的・創造的な学術研究の発展」をもたらした。
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