研究領域 | 細胞社会ダイバーシティーの統合的解明と制御 |
研究課題/領域番号 |
17H06324
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
複合領域
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研究機関 | 公益財団法人がん研究会 |
研究代表者 |
藤田 直也 公益財団法人がん研究会, がん化学療法センター, 所長 (20280951)
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研究分担者 |
宮園 浩平 東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 卓越教授 (90209908)
秋山 徹 東京大学, 定量生命科学研究所, 特任教授 (70150745)
越川 直彦 東京工業大学, 生命理工学院, 教授 (70334282)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
49,140千円 (直接経費: 37,800千円、間接経費: 11,340千円)
2021年度: 9,620千円 (直接経費: 7,400千円、間接経費: 2,220千円)
2020年度: 9,620千円 (直接経費: 7,400千円、間接経費: 2,220千円)
2019年度: 9,620千円 (直接経費: 7,400千円、間接経費: 2,220千円)
2018年度: 9,620千円 (直接経費: 7,400千円、間接経費: 2,220千円)
2017年度: 10,660千円 (直接経費: 8,200千円、間接経費: 2,460千円)
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キーワード | 癌 / 細胞・組織 / 遺伝子 / 臨床 / 数理科学 / 再生医療 / 分子標的治療 / 病理学 |
研究成果の概要 |
本新学術領域研究では、生命科学の研究者と数学やバイオインフォマティックスの研究者による異分野融合研究を推進することで、生物学と数学の個別研究領域の統合に加え、臓器内微小環境の多様性やダイバーシティーに富む細胞の相互作用、幹細胞を頂点とする階層性形成機構などを明らかにすることを目標とした。異分野研究者同士の相互理解と共同研究が領域設定期間中に想定以上に進展し、細胞生物学や分子生物学の知見を元にした数理モデルの確立にとどまらず、その数理シミュレーションで明らかになった新たな知見を再び生物学へとフィードバックすることで新たなシグナル経路や分子の発見へとつながるなど、大きな成果が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
臓器の透明化による病態時の各種細胞の空間的位置情報の可視化と数理モデル解析による評価手法の開発、生体組織破綻に関与する分子に関する多次元時系列のタンパク質定量と数理モデル化、シングルセル解析データの解析プラットフォームの作製など、数多くの技術開発が行われた。また、コンピュータシミュレーションによる薬剤抵抗性がん細胞に対する新たな克服薬の推定と実証、老化などの摂動に対する腸管や骨髄組織中の細胞の変動や分化を予測する数理モデルの確立と実証など、数理シミュレーションから再び生物学へとフィードバックすることで新たなシグナル経路や分子の発見が得られるなど、想定以上の成果が得られた。
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