研究領域 | 分子夾雑の生命化学 |
研究課題/領域番号 |
17H06347
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
浜地 格 京都大学, 工学研究科, 教授 (90202259)
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研究分担者 |
王子田 彰夫 九州大学, 薬学研究院, 教授 (10343328)
馬場 嘉信 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (30183916)
杉本 直己 甲南大学, 先端生命工学研究所, 教授 (60206430)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2021年度)
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配分額 *注記 |
173,160千円 (直接経費: 133,200千円、間接経費: 39,960千円)
2021年度: 21,450千円 (直接経費: 16,500千円、間接経費: 4,950千円)
2020年度: 21,450千円 (直接経費: 16,500千円、間接経費: 4,950千円)
2019年度: 21,450千円 (直接経費: 16,500千円、間接経費: 4,950千円)
2018年度: 21,450千円 (直接経費: 16,500千円、間接経費: 4,950千円)
2017年度: 87,360千円 (直接経費: 67,200千円、間接経費: 20,160千円)
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キーワード | 分子夾雑の生命化学 / 分子夾雑の有機化学 / 分子夾雑の理論・物理化学 / 分子夾雑の分析・応用化学 / 生体関連化学 / 分子夾雑 / 生命化学 / ケミカルバイオロジー / 分子夾雑の合成化学 / 分子夾雑の物理,計算化学 / 分子夾雑の分析,応用化学 |
研究成果の概要 |
平成29年度から5年間にわたって展開された本研究において、総括班は申請書に記述した計画に沿って研究を進めた。総合的な判断として、当初に計画した研究は、おおむね順調に進展し、国内外の多くの研究者から十分に高い評価を得ていると自負している。実際に2019年度における領域の中間評価においても高い評価を受けた (評価: A 「研究領域の設定目的に照らして、期待どおりの進展が認められる」)。領域の活動を通じて、これまでに未開拓であったり、明らかにされてこなかった分子夾雑化学の諸課題について新たな発見や研究の道筋を切り拓くことができ、世界レベルで高い評価を受ける複数の研究成果が得られた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
細胞を基本単位とする生命システムは、様々な物質(分子)が高濃度雑多に混在する分子夾雑な環境である。これまでそれを無視して、純粋な理想溶液系での生命分子解析や生体機能制御分子の開発が行われてきたため、得られた結果は実際の生命系では適用できないことも多く、大きな壁となってきた。この「分子夾雑」に合成化学、理論・物理化学、分析・応用化学を三つの基軸として取組み、情報科学、工学、薬学、医学など幅広い領域の力を結集して、分野融合的な新学術領域としての“分子夾雑の生命化学”を創成した。今後、分子夾雑環境でこそ機能する新たな分子ツール、解析技術が開拓され、創薬や医療診断を革新すると期待される。
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