研究領域 | 進化の制約と方向性 ~微生物から多細胞生物までを貫く表現型進化原理の解明~ |
研究課題/領域番号 |
17H06384
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 国立研究開発法人理化学研究所 |
研究代表者 |
倉谷 滋 国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, チームリーダー (00178089)
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研究分担者 |
深津 武馬 国立研究開発法人産業技術総合研究所, 生命工学領域, 首席研究員 (00357881)
古澤 力 国立研究開発法人理化学研究所, 生命機能科学研究センター, チームリーダー (00372631)
入江 直樹 東京大学, 大学院理学系研究科(理学部), 准教授 (10536121)
金子 邦彦 東京大学, 大学院総合文化研究科, 名誉教授 (30177513)
重信 秀治 基礎生物学研究所, 新規モデル生物開発センター, 教授 (30399555)
長谷部 光泰 基礎生物学研究所, 生物進化研究部門, 教授 (40237996)
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研究期間 (年度) |
2017-06-30 – 2022-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
430,560千円 (直接経費: 331,200千円、間接経費: 99,360千円)
2021年度: 57,850千円 (直接経費: 44,500千円、間接経費: 13,350千円)
2020年度: 67,210千円 (直接経費: 51,700千円、間接経費: 15,510千円)
2019年度: 66,950千円 (直接経費: 51,500千円、間接経費: 15,450千円)
2018年度: 70,720千円 (直接経費: 54,400千円、間接経費: 16,320千円)
2017年度: 167,830千円 (直接経費: 129,100千円、間接経費: 38,730千円)
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キーワード | 進化生物学 / 表現型進化 / 揺らぎ応答理論 / 実験進化学 / 理論構築 |
研究成果の概要 |
計画・公募研究の支援をし、理論と実験の融合促進、そして各研究結果から一般性を探り出すために、以下の活動を行った。領域会議、総括班会議を1年に2回、全10回行った。若手ワーキンググループを中心に、理論情報交換会を9回行い最新技術の情報提供や議論を行った。 大規模解析支援としてシーケンサーなどの機器を購入し、領域内公募、委員会審査により、36件の支援を行った。 国際活動支援班で、国際学会でシンポジウムを13回、オンラインセミナー及びミーティングを6回行った。国内学会で合計51のシンポジウム、ワークショップを企画開催した。領域内のニュースレターを計55号作成し、領域WEBページで公開した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
生物進化の一般法則として認められているものに、自然選択理論と中立進化理論がある。しかし、これらの理論は表現型や変異の無方向性を前提にしており、実際に生物進化の多様性に偏りがあるという事実を説明できない。総括班で、計画班・公募班の研究を支援することにより、多様性や表現型の偏り、あるいはそれをもたらす何らかの「制約」がどのように進化するのかを理論・大規模データ・実験の3つの側面から研究すること、進化の制約と方向性を説明する進化制約理論を構築することが可能となったことに学術的意義がある。進化学は人間生存の根本となる学問分野であり、その基本原理を探求することにより、社会に文化的貢献を意義があった。
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