研究領域 | 感染現象のマトリックス |
研究課題/領域番号 |
18073005
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
生物系
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研究機関 | 公益財団法人微生物化学研究会 (2011) 財団法人微生物化学研究会 (2006-2010) |
研究代表者 |
野本 明男 公益財団法人微生物化学研究会, 微生物化学研究所, 所長 (70112670)
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研究分担者 |
西山 幸廣 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (60115615)
柳 雄介 九州大学, 大学院・医学研究院, 教授 (40182365)
小柳 義夫 京都大学, ウイルス研究所, 教授 (80215417)
審良 静男 大阪大学, 微生物病研究所, 教授 (50192919)
川端 重忠 大阪大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (50273694)
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連携研究者 |
西山 幸廣 名古屋大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (60115615)
柳 雄介 九州大学, 大学院・医学研究院, 教授 (40182365)
小柳 義夫 京都大学, ウイルス研究所, 教授 (80215417)
藤田 尚志 京都大学, ウイルス研究所, 教授 (10156870)
川端 重忠 大阪大学, 大学院・歯学研究科, 教授 (50273694)
笹川 千尋 東京大学, 医科学研究所, 教授 (70114494)
光山 正雄 京都大学, 大学院・医学研究科, 教授 (10117260)
堀口 安彦 大阪大学, 微生物病研究所, 教授 (00183939)
小安 重夫 慶應義塾大学, 医学部, 教授 (90153684)
堀井 俊宏 大阪大学, 微生物病研究所, 教授 (80142305)
野崎 智義 国立感染症研究所, 寄生動物部, 部長 (60198588)
北 潔 東京大学, 大学院・医学系研究科, 教授 (90134444)
中西 憲司 兵庫医科大学, 医学部, 教授 (60172350)
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研究協力者 |
豊島 久真男 理化学研究所, 研究顧問
笹月 健彦 九州大学, 高等研究院, 特別主幹教授
永井 義之 理化学研究所, 新興・再興感染症研究ネットワーク推進センター, センター長
永田 恭介 筑波大学, 大学院・人間総合科学研究科, 教授
岩本 愛吉 東京大学, 医科学研究所, 教授
河岡 義裕 東京大学, 医科学研究所, 教授
審良 静男 大阪大学, 免疫学フロンティア研究センター, センター長
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研究期間 (年度) |
2006 – 2011
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研究課題ステータス |
完了 (2011年度)
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配分額 *注記 |
69,000千円 (直接経費: 69,000千円)
2011年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2010年度: 13,200千円 (直接経費: 13,200千円)
2009年度: 13,200千円 (直接経費: 13,200千円)
2008年度: 13,200千円 (直接経費: 13,200千円)
2007年度: 13,200千円 (直接経費: 13,200千円)
2006年度: 13,200千円 (直接経費: 13,200千円)
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キーワード | 感染症 / ウイルス / 細菌 / 寄生虫 / 免疫 / 微生物 / 免疫学 |
研究概要 |
平成23年4月開催の日本医学会総会で展示を行う予定であったが、震災の影響で中止となった。しかし、平成23年6月~9月まで下記のサイトにてウェブ展示を行った。 「わかろう医学つくろう!健康EXPO2011 ウェブ&体験 博覧会」公式サイト http://ex2011.net 「わかる」の「8感染症」コーナーにて、感染マトリックスの成果の一つ(川口寧の成果)を紹介した。 平成23年12月3日(土)には「感染症研究の未来」とのタイトルで感染マトリックスの成果全体を紹介し、また今後の感染症研究の方向を考えることを目的としたシンポジウムを東京大学鉄門記念講堂にて開催した。 シンポジウムは2部から構成され、前半は「感染マトリックス成果報告」として、ウイルス、細菌、寄生虫の各分野から世界に発信された貴重な成果が紹介された。続いて第2部では「感染症の未来」と題して、今後の感染症研究に必要な概念と方向性について、「ワクチン、薬剤耐性、グローバルな視点からの感染症研究」の講演が行われた。 参加者は100名を越え、特に感染マトリックス関係者以外の参加者が7割以上であったことは感染症研究に対する他領域の研究者や一般の関心の高さを表わしていると考えられる。アンケートからは「病原体に対する宿主の応答の多様性」、「宿主の防御反応からの病原体の回避機構」、「最先端の生命科学によるワクチンや薬剤開発の現状」に多くの興味が集まったことが判った。国際交流がますます緊密になり、しかもスピードアップする現在、インフルエンザなどをはじめとする「グローバル感染症」に関する研究の重要性に理解と興味を示す聴衆が多かった点は、科学技術立国をめざすわが国の感染症研究に対する期待を表わしているものと考えられる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
これまでの5年間の研究を踏まえての一般公開のシンポジウムが好評で、他の領域の研究者や、一般の興味を引くことが出来たこと、また5年間の研究の実績報告書をまとめあげ、提出出来たことが理由である
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今後の研究の推進方策 |
本研究課題は、感染症の基礎研究である。感染症は、生物が存続する限り問題となり続ける。したがって、感染症研究、特にその基礎研究は途切れることなく研究を継続する必要がある。本領域研究は、感染症の基礎研究を展開しながら、人類社会に突然出現する新興・再興感染症に対応し、また外来因子が病因となる感染症の特徴を生かして、先端生命科学の新しい課題を提出することを目的とし展開してきた。感染症の病因となる病原微生物の種類が多いことから、感染症を深く理解するためには、大きな研究組織による研究が必須である。しかし、残念ながら、現在大きな研究班を組織出来なくなっている。そこで、本特定領域研究の中で新たに生まれた多くの研究課題それぞれについて、個別に新学術領域としての領域を立ち上げ、出来れば、合同の班会議を開催することにより、これまでの感染症研究を継続させたいと願っている。
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