研究領域 | 都市文明の本質:古代西アジアにおける都市の発生と変容の学際研究 |
研究課題/領域番号 |
18H05443
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
人文・社会系
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研究機関 | 筑波大学 |
研究代表者 |
山田 重郎 筑波大学, 人文社会系, 教授 (30323223)
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研究分担者 |
守川 知子 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 准教授 (00431297)
河合 望 金沢大学, 新学術創成研究機構, 教授 (00460056)
松原 康介 筑波大学, システム情報系, 准教授 (00548084)
前田 修 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (20647060)
谷口 陽子 筑波大学, 人文社会系, 准教授 (40392550)
柴田 大輔 筑波大学, 人文社会系, 教授 (40553293)
黒澤 正紀 筑波大学, 生命環境系, 准教授 (50272141)
三宅 裕 筑波大学, 人文社会系, 教授 (60261749)
近藤 二郎 早稲田大学, 文学学術院, 教授 (70186849)
安間 了 徳島大学, 大学院社会産業理工学研究部(理工学域), 教授 (70311595)
池端 慶 筑波大学, 生命環境系, 准教授 (70622017)
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研究期間 (年度) |
2018-06-29 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2022年度)
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配分額 *注記 |
56,290千円 (直接経費: 43,300千円、間接経費: 12,990千円)
2022年度: 13,780千円 (直接経費: 10,600千円、間接経費: 3,180千円)
2021年度: 8,970千円 (直接経費: 6,900千円、間接経費: 2,070千円)
2020年度: 13,780千円 (直接経費: 10,600千円、間接経費: 3,180千円)
2019年度: 8,970千円 (直接経費: 6,900千円、間接経費: 2,070千円)
2018年度: 10,790千円 (直接経費: 8,300千円、間接経費: 2,490千円)
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キーワード | 古代西アジア / 楔形文字学 / 西アジア考古学 / 都市 / 西アジア / 考古学 / 歴史学 / 地球科学 / 古代メソポタミア / 古代メソポタミア・シリア |
研究実績の概要 |
[会議と研究会]2021年10~11月の総括班会議において、継続する新型コロナウイルス感染症の流行による海外渡航制限・入国制限に対する対策を協議した。その結果、各計画研究と総括班の活動(海外調査・研究、国際シンポジウム)の一部を延期し、研究費の繰越を行って、2023年度まで領域の活動を継続し、遅延した活動を実施する方針を確認、策定した。会議・研究会はZoom等を用いたオンラインで実施した。特に「都市とは何か」という大きな問題を広い視野から考えるため、総括班主導で領域全体研究会を5度開催し、古代から現代までの西アジア都市にとどまらず、地中海地域、東アジア、南米の都市について考古学的、建築学的、歴史学的見地から考察することを試みた。 [研究員・事務職員の雇用]常勤職を得るなどして転出した専任助教や非常勤研究員などの後任の選抜・雇用を行った。 [機材・研究資料の購入・収集・準備]各計画研究における機材や資料の購入と共用について調整を行った。 [研究成果の公表]本年度の各計画研究の研究成果をまとめた年次報告書を作製し、刊行した(印刷物、筑波大学西アジア文明研究センターHP)。領域研究終了後に出版する予定の5巻一組の論文集をBrepols社(ベルギー)から刊行する準備を進め、本領域メンバーならびに海外の研究協力者によって執筆される論文を収録する5巻を出版する新シリーズCities and Urbanization in West Asia and North Africaを設立(契約成立)した。さらに各巻のコンテンツについて領域内で議論を重ね具体化した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症による海外渡航制限により、海外における調査・研究・研究会、海外からの研究協力者を招いての研究会・シンポジウムの開催が不可能な状態が続いた。そのため総括班として対策を協議し、総括班ならびに各計画研究班の研究費を必要に応じて今年度と来年度に繰越申請を行い、6年目の2023年度まで継続することを決定した。 一方、既存の資料を用いた研究とオンラインによる研究会は、総括班においても各計画研究においても盛んに行われた。総括班においては、西アジア以外に地中海域、東アジア、南米の都市も視野に入れて都市文明を俯瞰的に考察する研究会を5度にわたり開催した。 また、年度末には、領域全体の研究活動を俯瞰することができる2021度領域研究成果報告書を刊行したほか、研究期間終了後に速やかに出版する5巻一組の英文の叢書の作成計画を具体化し、ベルギーのBrepols社と新シリーズCities and Urbanization in West Asia and North Africaの立ち上げに合意した。
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今後の研究の推進方策 |
次年度(2022年度)領域研究は5年間の研究期間の最終年度を迎えるが、今年度の総括班会議での検討を経て、海外調査や国際会議・シンポジウムについては一部の計画を延期し、新型コロナウイルス感染症の世界的流行による各種制限が緩和・終了するのを待って、6年目の2023年度に延期して実施することを決定した。これを前提に2022年度は以下を活動方針とする。 [会議・研究会]4月中に総括班会議を開催し、各計画研究の計画と領域全体の今後の活動を確認し、研究会・成果発表・出版計画を具体的に策定する。新型コロナウイルス感染症の流行を考慮し、必要に応じてZoom等を用いた会議・研究会を実施する。西アジア各地でのフィールド調査と欧米各地の博物館・図書館での資料調査・研究の再開に向けて、領域全体の活動を再検討し、各計画研究の研究内容を共有すべく領域全体会議・研究会を5~6回実施する。 [研究員・事務職員の雇用]予想される研究員・事務職員の転出に対応して、新たな研究員・事務職員を選抜・雇用する。 [調査・研究の支援]計画研究ごとに実施するフィールド調査・研究に関して、事務手続き、ロジスティックなどを支援する。コロナウイルス感染症の流行による調査計画の延期・中止等についても統一的に対応する。 [研究成果の公表]研究成果の最終的な取りまとめに向けて、総括班主導で「都市の本質」を包括的に考える総論の形成に向け、研究会・シンポジウムの企画・運営を進める。また各計画研究の研究成果を踏まえ、年度末に年次研究報告書をまとめ、刊行する。領域研究終了後に出版する予定の5巻一組の論文集の企画を具体化し、刊行準備を進める。
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