研究領域 | 機能元素のナノ材料科学 |
研究課題/領域番号 |
19053003
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研究種目 |
特定領域研究
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
幾原 雄一 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (70192474)
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研究分担者 |
溝口 照康 東京大学, 生産技術研究所, 准教授 (70422334)
佐藤 幸生 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教 (80581991)
山本 剛久 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (20220478)
武藤 俊介 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 教授 (20209985)
森田 清三 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (50091757)
田中 功 京都大学, 工学研究科, 教授 (70183861)
鶴田 健二 岡山大学, 大学院・自然科学研究科, 准教授 (00304329)
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連携研究者 |
武藤 俊介 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (20209985)
森田 清三 大阪大学, 工学研究科, 准教授 (50091757)
田中 功 京都大学, 工学研究科, 教授 (70183861)
鶴田 健二 岡山大学, 自然科学研究科, 教授 (00304329)
谷口 尚 (独)物質・材料研究機構, グループリーダー (80354413)
北岡 諭 ファインセラミックスセンター, 主席研究員 (80416198)
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研究期間 (年度) |
2007 – 2012
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研究課題ステータス |
完了 (2012年度)
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配分額 *注記 |
26,600千円 (直接経費: 26,600千円)
2012年度: 3,000千円 (直接経費: 3,000千円)
2011年度: 6,700千円 (直接経費: 6,700千円)
2010年度: 4,100千円 (直接経費: 4,100千円)
2009年度: 5,600千円 (直接経費: 5,600千円)
2008年度: 3,200千円 (直接経費: 3,200千円)
2007年度: 4,000千円 (直接経費: 4,000千円)
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キーワード | ナノ機能元素 / STEM / 理論計算 / 表面原子 / 電子状態 / 機能元素 / 電子顕微鏡 / ドーパント / 粒界 / 界面 / 原子配列・電子状態 / 転位 / 原子・電子構造 / 理論計算表面原子 |
研究概要 |
本終了研究では特定領域の成果報告会や国際会議を企画し,本特定領域によって構築された「機能元素の学理」の効果的な普及を行った.さらに,本特定領域で得られた知見を次代を担う若手研究者に引き継ぐためのプログラム(若手研究者向けセミナー,若手研究者海外滞在)も企画・運営した.また,班内の効果的な情報共有・打ち合わせのためのインターネット会議の実施や情報管理も本総括班が行った. 平成24年度では以下のような総括班会議,成果報告会,シンポジウム等を行い,本特定領域で得られた研究成果の発信を行ってきた. ・総括班会議の開催6月(東京) ・特定領域最終成果報告会(公開)6/8(東京)【産官学から約200名の参加があった】 ・国際会議の開催(公開)5/9-11(岐阜)【国内外から約300名の参加があった】 The 3rd International Symposium on Advanced Microscopy and Theoretical Calculations(AMTC3) ・国際学術雑誌企画5月(AMTC Letters No.3) ・最終研究成果ニュースレター冊子体の企画6月 ・特定領域特集号発刊(セラミックス) ・若手研究者向けセミナー1月(名古屋) 6月に開催した本特定領域の最終成果報告会においては200名近い参加があり,非常に盛会であった.また,5月に行われた国際会議においても世界中から第一線で活躍する研究者が一堂に会し,3日間にわたって活発な議論が行われた.また,次世代研究者の育成をめざし,研究者の海外滞在プログラム(米国オークリッジ国立研究所,英国インペリアルカレッジ)も行われた.また大学院生を対象とした第一原理計算,透過型電子顕微鏡,電子分光に関するセミナーも開催した.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
本特定領域は研究成果を管理・統括し,効果的な情報発信を行うことを目的とし,班長会議,特集号,国際会議,公開シンポジウムなど行ってきた.本終了研究では,そのような取りまとめだけではなく,新たな材料学理を見出すことにも成功した.具体的には新規磁性発現機能の発見(Nature Nanotech,2013)と,機能元素サイト選択性の発見(PRL2013)である.それらは当初の予想以上の成果であり,「当初の計画以上に進展している」と判断できる.
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今後の研究の推進方策 |
本終了研究では,特定領域「機能元素のナノ材料科学」により構築された機能元素に基づく材料学理を情報発信し,それに基づくあらたな材料開発を促進するための活動を行ってきた.本終了研究により,本特定領域で得られた膨大な量の研究成果を管理・統括し,効果的な情報発信を行うことができた。本プロジェクトで得られた「材料学理」は材料科学全般に適用可能である.今後もその「材料学理」を継続的に情報発信し,材料機能を向上させるための設計指針の確立を行っていく.
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