研究領域 | 身体-脳の機能不全を克服する潜在的適応力のシステム論的理解 |
研究課題/領域番号 |
19H05722
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
複合領域
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
太田 順 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 教授 (50233127)
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研究分担者 |
伊佐 正 京都大学, 医学研究科, 教授 (20212805)
近藤 敏之 東京農工大学, 工学(系)研究科(研究院), 教授 (60323820)
舩戸 徹郎 電気通信大学, 大学院情報理工学研究科, 准教授 (40512869)
花川 隆 京都大学, 医学研究科, 教授 (30359830)
相澤 秀紀 広島大学, 医系科学研究科(医), 教授 (80391837)
小池 康晴 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 教授 (10302978)
今水 寛 東京大学, 大学院人文社会系研究科(文学部), 教授 (30395123)
安 ち 東京大学, 大学院新領域創成科学研究科, 准教授 (70747873)
井澤 淳 筑波大学, システム情報系, 准教授 (20582349)
関 和彦 国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター, 神経研究所 モデル動物開発研究部, 部長 (00226630)
筒井 健一郎 東北大学, 生命科学研究科, 教授 (90396466)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
90,610千円 (直接経費: 69,700千円、間接経費: 20,910千円)
2023年度: 18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)
2022年度: 17,030千円 (直接経費: 13,100千円、間接経費: 3,930千円)
2021年度: 16,120千円 (直接経費: 12,400千円、間接経費: 3,720千円)
2020年度: 18,200千円 (直接経費: 14,000千円、間接経費: 4,200千円)
2019年度: 21,190千円 (直接経費: 16,300千円、間接経費: 4,890千円)
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キーワード | 脳科学 / システム工学 / 適応 / 脳神経科学 |
研究開始時の研究の概要 |
(1)領域内の研究者の相互交流の促進を目指す.総括班会議を開催し,領域の方向性の現状確認と見直しを行なう.CMSサーバを設置し,領域内部の情報交換を促進する. (2)共有データベース化を行う.上述のCMSサーバにすべてのメンバーが研究結果を統合的に格納するデータベース機能を設置する.各研究者が自身の研究成果を共有データベースサーバに格納することを義務化することで,領域間,分野間の共同利用を促進する. (3)国内外研究組織への情報発信を目指す.国際的に著名な当該分野の研究者を招聘して国際シンポジウムを開催する.国内一般公開シンポジウムを開催し,広く一般に向けたアウトリーチ活動にも力を入れる.
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研究実績の概要 |
- 2022年7月19日(火)~20 日(水)に宮城県仙台市において領域全体会議を開催し,領域代表及び研究項目の研究者より研究報告を行った.あわせてポスターセッションをあわせて開催した.登録者数は100名,ポスター発表件数は47件であった.活発に議論を行った. - 2022年10月16日(日)に大阪国際会議場において第20回日本神経理学療法学会学術大会における共催シンポジウムとして,「超適応」一般公開シンポジウムを開催した.「脳・脊髄損傷後の機能回復過程における超適応」と題したA01伊佐の特別講演に続き,午前中の「筋シナジーと歩行」,午後の「運動学習と機能回復」それぞれのシンポジウムにおいて最新の研究成果を,療法士をメインとする聴講者にわかりやすく解説した.学会への現地参加者は2360名であったが,その半数以上が「超適応」シンポジウムを聴講していた.シンポジウムでは,会場からの質問も多く,総合討論では基礎研究の知見をどのようにリハビリに活かすべきかなどに関して,白熱した討議が行われた. - 2023年3月3日(金)~4 日(土)に東京都文京区において領域全体会議を開催し,領域代表及び研究項目の研究者より研究報告を行った. - 2022年7月10日(水),2022年10月16日(日),2023年3月3日(金)にそれぞれ総括班会議を開催した.領域の運営方法,一般公開シンポジウム等の次年度の会議について話し合った. - 若手の会の活動として,勉強会の開催,領域内データ共有の仕組み整備等多くの活動を遂行し,若手研究者の活動促進が可能となった. - 国際誌Journal of Robotics and Mechatronicsにおけるspecial issue,計測自動制御学会誌「計測と制御」における特集,MHS 2022等の学会におけるoriganized sessionを企画した.
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
計画した内容を着実に実現し,領域内の様々なコラボレーションも促進されたため.オンサイトでの集まりを復活させた中で,領域内の議論,更にはコラボレーションの仕方をいろいろ試行し,適正に進めることができた.
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今後の研究の推進方策 |
次年度の領域の活動として,以下を開催予定である. - 2023年10月:第2回国際シンポジウム(開催地:京都) - 2024年3月:第6回領域全体会議(開催地:広島) 引き続き領域内コラボレーションの促進と領域全体の成果のまとめを行う.
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