研究領域 | ハイパーマテリアル:補空間が創る新物質科学 |
研究課題/領域番号 |
19H05817
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研究種目 |
新学術領域研究(研究領域提案型)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
理工系
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研究機関 | 東京理科大学 |
研究代表者 |
田村 隆治 東京理科大学, 先進工学部マテリアル創成工学科, 教授 (50307708)
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研究分担者 |
竹森 那由多 (上田 那由多 / 竹森那由多) 大阪大学, 量子情報・量子生命研究センター, 特任准教授(常勤) (10784085)
木村 薫 国立研究開発法人物質・材料研究機構, エネルギー・環境材料研究拠点, NIMS特別研究員 (30169924)
高倉 洋礼 北海道大学, 工学研究院, 准教授 (30284483)
出口 和彦 名古屋大学, 理学研究科, 講師 (40397584)
吉田 亮 統計数理研究所, データ科学研究系, 教授 (70401263)
岩崎 祐昂 国立研究開発法人物質・材料研究機構, エネルギー・環境材料研究拠点, 研究員 (20964232)
高際 良樹 国立研究開発法人物質・材料研究機構, エネルギー・環境材料研究拠点, グループリーダー (90549594)
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研究期間 (年度) |
2019-06-28 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
218,530千円 (直接経費: 168,100千円、間接経費: 50,430千円)
2023年度: 29,380千円 (直接経費: 22,600千円、間接経費: 6,780千円)
2022年度: 25,220千円 (直接経費: 19,400千円、間接経費: 5,820千円)
2021年度: 30,290千円 (直接経費: 23,300千円、間接経費: 6,990千円)
2020年度: 58,110千円 (直接経費: 44,700千円、間接経費: 13,410千円)
2019年度: 75,530千円 (直接経費: 58,100千円、間接経費: 17,430千円)
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キーワード | ハイパーマテリアル / 準結晶 / 近似結晶 / 補空間 / データ科学 |
研究開始時の研究の概要 |
ハイパーマテリアルとは、準結晶や近似結晶など、補空間を含む高次元空間で統一的に記述される物質群をさす。ハイパーマテリアルはこれまで金属分野にとどまっていたが、本領域は、金属分野の枠を超えて、半導体分野、セラミックス分野、ポリマー分野など広く物質科学全体に波及効果をもたらすものである。このために、データ科学とハイパーマテリアルの学融合を実現し新規ハイパーマテリアルの合成を加速する仕組みをつくるとともに、班内・班間留学や研究者循環システムを通じて領域内の有機的な連携を促進し、協働して領域の目的の実現にあたる。
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研究実績の概要 |
令和4年度は、領域会議 (第8回(2022/4/18~20、参加者88名)、第9回(2022/12/20~22、参加者57名))、第1回領域国際会議(Aperiodic2022)(2022/6/20~24、参加者114名)、第4回若手研究会(2022/12/5~7、参加者33名)、第27回準結晶研究会(2023/2/28~3/1、参加者53名)、ハイパーマテリアルセミナー(第21回(2022/5/7、参加者44名)、第22回(2022/6/17)、第23回(2022/9/26、参加者29名)、第24回(2022/10/4、参加者29名)、第25回(2022/10/11、参加者36名)、第26回(2022/11/28、参加者29名)、第27回(2023/1/12、参加者29名))、第16回物性科学領域横断研究会(2022/11/25~26)、GIMRT, REIMEI and IRN joint international workshop (2022/11/30~12/2)を開催し、領域内外の有機的連携を促進するとともに、計画研究および公募研究の進捗状況の把握・共有を図った。また、班内・班間留学システム、共用設備利用のための研究者循環システムを戦略的に活用し、重点課題にかかわる共同研究に助教・ポスドク・大学院生などの若手研究者をダイナミカルに編成することを通じて、領域内の連携や共同研究を後押しするとともに、経験豊かな若手研究者の育成にも努めた。得られた研究成果は、プレスリリース、領域ホームページ、ニュースレターを通じて速やかに社会に配信した。また、国際活動支援としては、第4回若手研究会に海外研究者3名を招聘し、若手研究者の国際感覚の涵養に注力した。 特筆すべき実績として、令和4年3月にIOP Publishing社のJournal of Physics: Conference SeriesよりAperiodic 2022のプロシーディングをオンライン出版し、国内外の研究者に広く研究成果を周知したことが挙げられる。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
総括班では、領域内共同研究のための試料作製および物性評価に注力し研究支援者を昨年度より引き続き増員し、有機的連携の推進の後押しを行った。領域会議・準結晶研究会・若手研究会についてはオンサイトで行い、研究交流、研究進捗状況の把握・共有と、総括班主導による研究提案を行った。また、ハイパーマテリアルセミナーについてはこれまで同様にオンラインを積極的に活用して活発に行った。さらに、班内・班間留学システム、研究者循環システムも、状況の許す限り積極的に活用して、若手研究者の支援・育成にあたった。国際活動支援としては、IRNネットワークと協力して、第1回領域国際会議(Aperiodic2022)、第4回若手研究会を開催し、国外の著名研究者を招聘し、若手研究者と海外の著名な研究者との研究交流の場を設け、国際的リーダー養成の一助とした。
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今後の研究の推進方策 |
総括班では、領域内共同研究のための試料作製および物性評価に注力する研究支援者を来年度も引き続き増員し、有機的連携の推進の後押しを行う。領域会議・準結晶研究会・若手研究会・ハイパーマテリアルセミナーについてはこれまで同様に活発に行い、研究進捗状況の把握・共有と、総括班主導による研究提案を行う。また、班内・班間留学システム、研究者循環システムも積極的に活用して、若手研究者の支援・育成にあたる。国際活動支援としては、IRNネットワークと協力して、第2回領域国際会議をフランスで開催し、国外の著名研究者を多数招へいし、若手研究者と海外の著名な研究者との研究交流の場を設け、国際的リーダー養成の一助とする。
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