研究領域 | 中近世における宗教運動とメディア・世界認識・社会統合:歴史研究の総合的アプローチ |
研究課題/領域番号 |
20H05718
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研究種目 |
学術変革領域研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
学術変革領域研究区分(Ⅰ)
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研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
大貫 俊夫 東京都立大学, 人文科学研究科, 准教授 (30708095)
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研究分担者 |
赤江 雄一 慶應義塾大学, 文学部(三田), 教授 (50548253)
武田 和久 明治大学, 政治経済学部, 専任准教授 (30631626)
苅米 一志 就実大学, 人文科学部, 教授 (60334017)
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研究期間 (年度) |
2020-10-02 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2022年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2021年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 宗教運動 / 修道会 / 日本中世寺社 / メディア / 世界認識 / 社会統合 |
研究開始時の研究の概要 |
中近世において宗教者が司牧/教化のためにどのような新しいメディア(テクスト、図像、巡礼など)を創出し普及させたか、またそれらのメディアがどのような価値観と世界認識の仕方を当該社会にもたらし、その社会をどう統合に導いたのかを解明することで、文明史叙述の刷新を試みる。キリスト教修道制からは観想修道会、托鉢修道会、イエズス会、そしてそれに中世日本寺社を加えて4研究班でこの課題に取り組む。歴史学、美術史学、文学の協同によってテクストと図像の総合的解釈を実現させ、宗教者が生み出したメディアの特質を通時的・共時的に比較し、宗教運動と当該社会との間のダイナミックな影響関係を描く歴史像を新たに提示する。
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研究実績の概要 |
2022年度および繰越分の2023年度の活動の概要は以下の通りである。 【最終成果物の刊行】最終成果物として英語論文集“Pastoral Care and Monasticism in Latin Christianity and Japanese Buddhism (ca. 800-1650)” (LIT Verlag, 2024)と日本語論文集『修道制と中世書物:メディアの比較宗教史に向けて』(八坂書房、2024年)を刊行した。 【国際カンファレンス等の実施】2022年度にワークショップ「ラテン・キリスト教と日本仏教における「もつれた修道制史」を目指して」を開催し、「もつれ(entanglement)」概念を応用して新しい修道制史研究のアプローチの仕方を議論した。また、2023年度にはSteven Vanderputten教授(ベルギー・ヘント大学)とEmilia Jamroziak教授(イギリス・リーズ大学)を招聘して国際カンファレンス“Transcending the Tangibility and Intangibility: Religion and Media in Pre-Modern East and West Eurasia“を開催し、宗教メディアの社会的意義をヨーロッパと日本の比較史的アプローチにより検討した。 【国際学会・ネットワークへの参画】2022年、2023年にInternational Medieval Congressでプロジェクトに基づくセッションを出した。また、領域・研究代表者が構想段階から参画している国際ネットワークGlobal Association for Historical Research of Monasticism (GARMon)が2022年7月に結成された。 【合同研究会】班の垣根を超えた合同研究会を2回実施した。
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現在までの達成度 (段落) |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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今後の研究の推進方策 |
令和4年度が最終年度であるため、記入しない。
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