研究領域 | 翻訳速度調節機構を基盤としたパラメトリック生物学の創成 |
研究課題/領域番号 |
20H05782
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研究種目 |
学術変革領域研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
学術変革領域研究区分(Ⅲ)
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
土居 雅夫 京都大学, 薬学研究科, 教授 (20432578)
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研究期間 (年度) |
2020-10-02 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)
2022年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2021年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2020年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 翻訳 / パラメトリック制御 / パレメトリック制御 |
研究開始時の研究の概要 |
翻訳パラメトリック生物学の創成に向け、総括班として領域方針の策定・企画・評価を行う. 特にA01班(土居、京大、翻訳速度制御を介した睡眠・代謝・体内時計のパラメトリック制御)、A02班(岩崎、理研、新規Disome-Seq法: パラメトリックなリボソーム渋滞の網羅的探索)、A03班(原田、阪大・細胞内局所パラメトリック翻訳における物理化学的調節機構)、A04班(池内、東大、柔軟な神経らしさを作り出すパラメトリック翻訳制御)の4班間で行う共同研究の支援を行う. 領域融合型若手支援、ならびに研究成果の発信、 領域外研究者への技術共有を促進することで、将来の分野拡大に向けた新拠点形成をサポートする.
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研究成果の概要 |
翻訳速度調節機構を基盤としたパラメトリック生物学の創成を目指した。この目的を達成のためには、物理化学から生理学までの階層多様性を持つ研究班が有機的に連携する必要があり、総括班ではこの共同研究をサポートすることを行った。この他、①関連学会でのシンポジウムの企画・開催、②領域外の研究者への情報・技術共有を目的としたParametric Translation Clubの組織、③領域ホームページを介した広報、④市民公開講座・高校生向け授業の実施、⑤専門技術習得のための実習キャンプ開催、⑥若手育成一環として、世界をリードする海外研究者と交流する国際シンポジウムの開催を行い、領域のレベルアップを図った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
以下の目的を達成したことが学術的意義であり、その成果をHPや公開シンポジウム等の様々な方法で社会に発信し続けたことが社会的意義である。1)柔軟な神経らしさを作り出すパラメトリック翻訳制御を明らかにする。2)細胞内局所パラメトリック翻訳における物理化学的調節機構を明らかにする。3)Disome-Seq法の開発および本法を用いたリボソーム渋滞の網羅的探索を行うことによってパラメトリック翻訳制御を明らかにする。4)翻訳速度制御を介した睡眠・代謝・体内時計のパラメトリック制御のメカニズムを明らかにする。5)1)-4)を統合し、翻訳速度調節機構を基盤としたパラメトリック生物学の創成に貢献する。
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