研究領域 | マルチファセット・プロテインズ:拡大し変容するタンパク質の世界 |
研究課題/領域番号 |
20H05924
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研究種目 |
学術変革領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
学術変革領域研究区分(Ⅲ)
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
田口 英樹 東京工業大学, 科学技術創成研究院, 教授 (40272710)
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研究分担者 |
千葉 志信 京都産業大学, 生命科学部, 教授 (20523517)
永井 義隆 近畿大学, 医学部, 教授 (60335354)
太田 元規 名古屋大学, 情報学研究科, 教授 (40290895)
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研究期間 (年度) |
2020-11-19 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
42,900千円 (直接経費: 33,000千円、間接経費: 9,900千円)
2024年度: 11,050千円 (直接経費: 8,500千円、間接経費: 2,550千円)
2023年度: 7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
2022年度: 7,280千円 (直接経費: 5,600千円、間接経費: 1,680千円)
2021年度: 6,890千円 (直接経費: 5,300千円、間接経費: 1,590千円)
2020年度: 10,400千円 (直接経費: 8,000千円、間接経費: 2,400千円)
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キーワード | タンパク質 / プロテオーム / リボソーム / 非典型的翻訳 / ノンコーディングRNA / オルガネラ多重局在 / 天然変性タンパク質 |
研究開始時の研究の概要 |
この数年間での発見や技術革新により、タンパク質の世界において従来見えていなかった多くの面(マルチファセット)が見えはじめている。この拡大し変容しつつある真のタンパク質像を理解するためには、マルチファセットにタンパク質の世界を捉えなおす必要がある。本領域は、従来のタンパク質に関する固定観念を刷新し、未踏のタンパク質世界を開拓してタンパク質の描像を変革し、生命科学のパラダイムシフトに貢献することを目標とする領域である。総括班では、領域の目標達成のために1)領域内の連携強化、2)新しい技術開発の促進、3)次世代の研究者の育成、4)広報活動を推進する。
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研究実績の概要 |
2022(令和4)年度は、計画班と公募班全体が揃って年間活動できる最初の年度となった。長引くコロナ禍によって対面での領域活動ができていなかったが、2022年12月に領域発足後初めて対面で領域会議と若手ワークショップを開催した(2022年12月6-8日、理研和光)。その他の活動は以下の通りである。1)領域内の連携強化:本領域で掲げる知られざるタンパク質世界の開拓にはさまざまな専門分野、新たな技術、手法を束ねることが必須である。隔月で班員によるオンライン技術セミナーを開催した。また、前年度後半に班員が持っている技術・ノウハウを総括班でとりまとめ、総括班主導による連携研究を推進した。2)新しい技術開発の促進:定量プロテオミクス、マイクロデバイス、インシリコ解析など、新興分野を支える新しい技術開発を支援した。3)次世代の研究者の育成:若手ワークショップは対面での開催にすべきであろうという総括班の判断により、前年度までは実施しなかったが、対面会議が可能となった2022年度は全体領域会議のサテライト会議として若手ワークショップを開催した。その企画運営は、領域内の若手研究者数名によって行われ、領域代表を含めてPIから独立に開催してもらった。4)国際連携:海外関連研究者との交流を行い、共同研究を実施した。5)広報活動:Journal of Biochemistry誌にて本領域の特集号「Multifaceted protein world」を企画した(2023年4月発行)。前年度までと同様に、各種関連学会でのシンポジウムやワークショップを共催し、それらのイベントを通じて本領域のコンセプトの関連研究者への周知を行う。これまでに引き続き、領域の公式ウェブサイトの運営とともにニュースレター(第2号)を発行した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
新型コロナウイルスの感染拡大によって制限されていた対面での会議が年度後半でようやく緩和され、対面での全体領域会議、若手ワークショップを開催できたこと、領域内の共同研究が多数始まって、一部は既に成果が出たこと、ウェブサイト運営、ニュースレターの発行、アウトリーチ活動を実施できたことから、「おおむね順調に進展している」とした。
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今後の研究の推進方策 |
令和5年度は、4月に公募研究の後期の15課題が確定するので新たなメンバーで活動を精力的に推進する。また、令和4年度後半にはコロナ禍における研究活動の制限がかなり緩和して、対面での領域活動が存分にできるようになったこともあり、年度初頭からフルに活動できる最初の1年となる。1)領域内の連携強化:本領域で掲げる知られざるタンパク質世界の開拓にはさまざまな専門分野、新たな技術、手法を束ねることが必須である。昨年度途中から、隔月で班員によるオンライン技術セミナーを開催しているので、今年度も引き続き実施する。2)新しい技術開発の促進:定量プロテオミクス、1分子レベルでの研究を支えるマイクロデバイス、インシリコ解析など、新興分野を支える新しい技術開発を支援する。3)次世代の研究者の育成:次世代を担う若手研究者こそが、拡大し変容するタンパク質の世界を切り拓き、学術を変革する担い手である。令和4年度に実施した若手ワークショップを引き続き開催する。4)国際連携:海外関連研究者との交流を行い、連携に繋げる。5)広報活動:広報活動:本領域のコンセプトは生命科学全体に関わる。若手活動領域のビジョンや成果を国内外の研究者へ発信し、生命科学の発展に貢献する。本年度は各種関連学会でのシンポジウムやワークショップの共催が既に決定しており、それらのイベントを通じて本領域のコンセプトの関連研究者への周知を行う。これまでに引き続き、領域の公式ウェブサイトの運営とともにニュースレター(第3号)を発行する。さらに、社会・国民に成果をわかりやすく届けるために高校での模擬講義を開催するなどする。
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