研究領域 | 実世界の奥深い質感情報の分析と生成 |
研究課題/領域番号 |
20H05950
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研究種目 |
学術変革領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
学術変革領域研究区分(Ⅳ)
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
西田 眞也 京都大学, 情報学研究科, 教授 (20396162)
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研究分担者 |
日浦 慎作 兵庫県立大学, 工学研究科, 教授 (40314405)
南本 敬史 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 量子医科学研究所 脳機能イメージング研究センター, 次長 (50506813)
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研究期間 (年度) |
2020-11-19 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
88,920千円 (直接経費: 68,400千円、間接経費: 20,520千円)
2024年度: 16,510千円 (直接経費: 12,700千円、間接経費: 3,810千円)
2023年度: 14,690千円 (直接経費: 11,300千円、間接経費: 3,390千円)
2022年度: 15,600千円 (直接経費: 12,000千円、間接経費: 3,600千円)
2021年度: 13,910千円 (直接経費: 10,700千円、間接経費: 3,210千円)
2020年度: 28,210千円 (直接経費: 21,700千円、間接経費: 6,510千円)
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キーワード | 質感 / 価値 / 情動 / リアリティ / アート |
研究開始時の研究の概要 |
情報科学・神経科学・心理学を融合して、人間の質感認識の総合的な理解と、革新的質感技術を開発する。質感は、言語化できない複雑な脳内表現と、生態学的価値の計算といった潜在的な情報処理に支えられているという考えに基づき、これまで順調に発展してきた質感研究を本質的に拡張・発展させる。具体的には、機械認識の立場から、人間の奥深い質感認識を機械実現し、本物と偽物に関する深奥質感認識を分析する。認知神経科学の立場から、人間の深奥質感の情報処理の多様な側面を解明すると共に、臨床現場で役立てる。さらに、拡張現実およびメディアアートの立場から、現実と区別がつかない、または現実を超える質感を創成する。
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研究実績の概要 |
・2022年9月27日-29日に第4回班会議を仙台市の仙台国際センターで開催した。また、2023年3月13日-15日には第5回班会議を東京大学福武ホールで開催した。いずれもハイブリッド形式でオンライン参加も可能とした。各班の研究発表に加えて、分野間連携を促すシンポジウムを開催した。 口頭発表およびポスター発表の形で、メンバー間の情報交換および研究交流を図った。 ・各班会議にあわせて総括班会議を開催した。領域アドバイザーや学術調査官の意見も参考にして、領域の全体的な進め方を議論した。また、1ヵ月に一回程度の ペースでインターネット会議システムを利用した総括班連絡会議を行い、具体的な領域運営の方針を決定するとともに、総括班内の密接な連携を図った。 ・ホームページやSlack、Gathertownなどのチャンネルを通じて、班員へのタイムリーな情報提供と、班員間のコミュニケーションの促進を図った。領域内外の講師に質感に関係したテーマで話してもらうWebinar形式の質感セミナーを行った。 ・総括班で共有資産を管理した。マルチマテリアル3DプリンタおよびSLS方式3Dプリンタに関しては、日浦(総括班分担者)が保守・運用を担当し、透過測定も可 能な分光測色計、柔らかさ計測システムといった各種の質感特性の測定装置に関しては、西田(領域代表)の管理の下、領域内にレンタルしている。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
計画通りに総括班運営が行えている。班会議はハイブリッド形式としているが、現地参加者が大半を占め、密度の濃い議論が交わされた。様々なテーマに関して班間の連携が芽生えている。
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今後の研究の推進方策 |
今後も、この体制を維持する。第二期から新しく入った公募班メンバーに対して領域に溶け込めるようなサポートをしていく。。
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