研究領域 | 革新的ナノテクノロジーによる脳分子探査 |
研究課題/領域番号 |
21H05089
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研究種目 |
学術変革領域研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
学術変革領域研究区分(Ⅱ)
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研究機関 | 東京工業大学 (2023) 東京大学 (2021-2022) |
研究代表者 |
安楽 泰孝 東京工業大学, 物質理工学院, 准教授 (60581585)
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研究分担者 |
川井 隆之 九州大学, 理学研究院, 准教授 (60738962)
竹本 さやか (木村さやか) 名古屋大学, 環境医学研究所, 教授 (70372365)
中木戸 誠 東京大学, 大学院工学系研究科(工学部), 講師 (80784511)
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研究期間 (年度) |
2021-08-23 – 2024-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
6,760千円 (直接経費: 5,200千円、間接経費: 1,560千円)
2023年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2022年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
2021年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 連携研究の推進 / 研究成果の社会発信 / 学術領域の体系化 / 異分野交流 / 国内外動向調査 / 国内外の動向調査 |
研究開始時の研究の概要 |
総括班は「脳分子探査」領域の創成に貢献するために、「連携研究の推進」及び「研究成果の社会発信」に注力する。「連携研究の推進」は、本領域で策定した「脳分子を非侵襲に回収・検出し、脳機能・疾患を理解」というミッション推進に必須である。専門性の異なる3つの計画研究班に配された班員間のダイナミックな連携により推進されることで、分野を超えた研究基盤を構築する。また勉強会を開催し、脳分子探査に関連した知識の班員間での共有を促すと共に、得られた研究成果をもとに新たな連携を積極的にコーディネートする。また「研究成果の社会発信」は、本研究開始と同時にWebサイトを立ち上げ、本領域の狙いや意義について紹介する。
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研究実績の概要 |
脳分子探査領域の創成に貢献するために、総括班が果たす主な役割は、「連携研究の推進」及び「研究成果の社会発信」である。「連携研究の推進」は、本領域で策定した「脳分子を非侵襲に回収・検出し、脳機能・疾患を理解」というミッション推進に必須である。専門性の異なる3つの計画研究班(A01脳探査ナノマシン設計、A02分子脳病態、A03極限検出)に配された班員間のダイナミックな連携により推進されることで、分野を超えた研究基盤を構築する。その際、個々の連携が研究基盤の構築につながっていることを総括班は常にチェックする。また勉強会を開催し、脳分子探査に関連した知識の班員間での共有を促すと共に、得られた研究成果をもとに新たな連携を積極的にコーディネートする。また「研究成果の社会発信」は、本研究開始と同時にWebサイトを立ち上げ、本領域の狙いや意義について紹介する。顕著な研究成果の学術論文への掲載、それに伴う大学広報を通じたプレスリリースはもちろん、各学会とのシンポジウム共催を通じて、研究成果を国内外に広く発信する。 その中で当該年度は、計画班員間で連携の積極的推進という意識共有を徹底することに注力した。領域全体で取り組む3つの研究項目について、その進捗状況と今後の進め方の詳細を議論する「領域会議(2回)」に加え、日常的なオンラインでの交流を積極的に行い、絶えず互いの研究状況について共有しつつ内容を調整することによって、効率を最大限に高めた体制での研究推進を行った。また領域代表の安楽が「NHKサイエンスZERO」に出演し、将来展望として本研究課題について取り上げるなどパブリックアクセプタンスの醸成に努めた。個人の専門領域をつくり籠もりながら他分野を伺うというのではなく、異分野に積極的に踏み込み様々な学問分野を融合し、新たな脳内分子情報科学研究を提案できるような環境を調整した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
総括班では領域内研究者の専門分野である工・医薬・化学の智を共有し、「脳分子探査」研究を発展させることができる連携環境を整備し、新たな学術分野の創成を活性化することを目的としている。当該年度は「領域の狙いや意義の発信」や「班員の意識共有」を主な目的として、下記の特筆すべき成果を得た。 1) 研究進捗状況の共有を目的とした領域会議を2回(オンライン, 対面)実施し、研究が順調に進捗していることを確認した。また当該領域は研究分野の異なる研究から形成されるために、各研究領域に関する情報共有を目的とする領域内勉強会(6回)を実施した。またオンラインセミナーと題して、本領域と今後融合が可能な分野の先生方をお招きして、公開でセミナーを実施し(3回)、セミナー後に今後の領域との融合について議論した。 2) 本研究領域の柱の一つとしているアウトリーチ活動について、領域代表の安楽がNHKサイエンスZEROに出演し、番組内で本領域での研究活動についてコメントし、一般の方からの高い関心を集めた。 3) 複数の学術変革領域(B)の生命科学系領域と合同でシンポジウム(BioneX 生命科学の変革)を実施した。それぞれの領域の紹介とそれを基に幅広い分野に支えられる生命科学研究を多角的に理解する機会を設けた。
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今後の研究の推進方策 |
「現在までの進捗状況」に記述した様に、本研究は当初の計画通りに進展していると自己評価される。今後の研究についても、当初の計画通りに以下の内容で推進して行く。 1) 班員の所属している各学会(公益社団法人 日本生化学会、公益社団法人 日本化学会等)との共催シンポジウムを計画している。ここでは、本研究領域の紹介を主に、今後の共同研究などについても議論・模索していく予定である。 2) 前年度に引き続き、総括班会議、領域会議、班会議、勉強会を積極的に実施し、総括班が個々の連携が研究基盤の構築につながっていることを確認する。また勉強会に関しては、これまで班内の研究者の知識の共有を目的として実施してきたが、次年度は領域の更なる展開・発展を目的として、領域外の研究者を招聘し新たな連携を進める。ここで総括班は、今後の領域展開を想定した上で、バックキャスティング的に勉強会の講師を選定する。 3) アウトリーチ活動については、「ひらめきときめきサイエンス」や日本科学未来館と連携したイベント等を活用して、本研究領域に関して中学生・高校生向けの講習会を行う。また顕著な研究成果の学術論文への掲載、それに伴う大学広報、領域HP、twitterを活用したプレスリリースを通じて研究成果を国内外に広く発信する。 脳分子探査領域の研究を進展させるのに注力しつつ、それが滞らない範囲内で、総括班が中心となって積極的にアウトリーチ活動など、本領域へのパブリックアクセプタンスの醸成に取り組んでゆく。
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