研究領域 | 新興硫黄生物学が拓く生命原理変革 |
研究課題/領域番号 |
21H05258
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研究種目 |
学術変革領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
学術変革領域研究区分(Ⅲ)
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研究機関 | 東北大学 |
研究代表者 |
本橋 ほづみ 東北大学, 加齢医学研究所, 教授 (00282351)
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研究分担者 |
赤池 孝章 東北大学, 医学系研究科, 教授 (20231798)
澤 智裕 熊本大学, 大学院生命科学研究部(医), 教授 (30284756)
中林 孝和 東北大学, 薬学研究科, 教授 (30311195)
増田 真二 東京工業大学, 生命理工学院, 准教授 (30373369)
潮田 亮 京都産業大学, 生命科学部, 准教授 (30553367)
斎藤 芳郎 東北大学, 薬学研究科, 教授 (70357060)
花岡 健二郎 慶應義塾大学, 薬学部(芝共立), 教授 (70451854)
中川 秀彦 名古屋市立大学, 医薬学総合研究院(薬学), 教授 (80281674)
三木 裕明 京都大学, 工学研究科, 教授 (80302602)
和田 啓 宮崎大学, 医学部, 准教授 (80379304)
石丸 泰寛 東北大学, 工学研究科, 准教授 (80590207)
西田 基宏 九州大学, 薬学研究院, 教授 (90342641)
魏 范研 東北大学, 加齢医学研究所, 教授 (90555773)
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研究期間 (年度) |
2021-09-10 – 2026-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2023年度)
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配分額 *注記 |
61,100千円 (直接経費: 47,000千円、間接経費: 14,100千円)
2024年度: 12,740千円 (直接経費: 9,800千円、間接経費: 2,940千円)
2023年度: 14,560千円 (直接経費: 11,200千円、間接経費: 3,360千円)
2022年度: 13,650千円 (直接経費: 10,500千円、間接経費: 3,150千円)
2021年度: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
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キーワード | 硫黄代謝 / 超硫黄分子 / 国際交流 / 支援 / 硫黄生物学研究 / 月例領域プログレス / 分析技術 / 計測技術 / 研究資源共有化 |
研究開始時の研究の概要 |
これまで看過されてきた超硫黄分子の化学的・物理的な特性を理解し、その生物学的機能と代謝制御メカニズムを解明することにより、全く新規の硫黄生命科学を確立し、物理化学・生物学の幅広い異分野融合と革新的学術領域の創成を実現することを目標として、領域研究が円滑に実施できるよう、そして、多くの優れた成果が得られるよう、領域メンバーの協力体制の強化、国際的な枠組みの構築、技術支援とデータ共用化体制の構築を行う。
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研究実績の概要 |
2022年8月に、第2回の総括班会議と、第3回の総括班会議を福岡の九州大学で実施した。コロナ禍ではあったが、感染対策を講じて、対面での開催としたことから、オンラインでは得られない濃厚な研究交流が実現し、公募研究の代表者も含めた領域内の共同研究が多数成立した。 バーチャルラボの実現のため、毎月1度、オンラインにより、すべての計画研究代表者と分担者、公募研究代表者、それぞれの研究室メンバーが参加する「領域プログレス」を実施している。研究室ごとの最新の実験結果を領域でシェアして、結果の解釈の議論、新たな実験の提案など、活発な意見交換がなされている。 2022年10月には、Redox Week in Sendai 2022を仙台の東北大学星陵キャンパスで開催し、久しぶりの対面での国際会議が実現した。レドックス生物学領域の第一線で活躍している研究者を世界各地から招聘し、本領域での研究成果を紹介した。我が国における硫黄生物学研究の先駆性に、世界の研究者が驚きを持って聞き入っている様子であった。 若手研究者の支援として、超硫黄分子の新しい測定技術を含む技術支援窓口・共同研究マッチング窓口の設置の準備をすすめ、領域としてのデータ管理、データシェアリング体制の構築の準備をすすめた。さらに、次年度に向けて、アウトリーチ活動の企画や、若手研究者を対象とした技術講習会の開催などについても運営の方法や時期などの検討を開始した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
月例の領域プログレスでは、毎回100名近くの参加者があり、それぞれの研究室で試行錯誤をしながらすすめている超硫黄の検出や生物学的意義の検討などの情報を共有し、活発な共同研究の推進が可能になっている。2022年10月の国際会議では、多くの海外研究者との対面での交流ができたことから、実質的な共同研究の打ち合わせが多数展開し、国際的なグラント申請にも至っている。
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今後の研究の推進方策 |
領域内の支援システムを稼働させて、超硫黄検出技術の普及に務める。今年度は、いろいろなデータが蓄積し始めると予想されるので、領域内のデータ管理、データシェアリングの体制も稼働させられるよう、準備をすすめる。また、若手研究者を対象にした技術トレーニングコースを実施し、超硫黄研究の研究者人口の増加と裾野拡大をはかる。
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