研究領域 | 高速電子で拓く次世代ナノ光制御 |
研究課題/領域番号 |
22H05031
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研究種目 |
学術変革領域研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
学術変革領域研究区分(Ⅱ)
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
三宮 工 東京工業大学, 物質理工学院, 准教授 (60610152)
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研究分担者 |
斉藤 光 九州大学, 先導物質化学研究所, 准教授 (50735587)
弓削 達郎 静岡大学, 理学部, 准教授 (70547380)
秋葉 圭一郎 国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 高崎量子技術基盤研究所 量子機能創製研究センター, 主幹研究員 (80712538)
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研究期間 (年度) |
2022-05-20 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
7,800千円 (直接経費: 6,000千円、間接経費: 1,800千円)
2024年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
2023年度: 2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2022年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 透過電子顕微鏡 / カソードルミネセンス / 相関計測 / 電子エネルギー損失分光 / ナノオプティクス / ナノフォトニクス / 電子顕微鏡 |
研究開始時の研究の概要 |
本領域は、物理・原理を基礎とするグループ、装置を専門とするグループ、応用をメインで実施するグループと専門の異なる研究者から形成される。その中で、原理班の知見を装置班の開発に繋げ、開発した装置を応用班の研究に展開する連携が必要となる。各計画班の代表から編成される総括班は、計画班内のメンバーを含めてタイトなコミュニケーションをとり、最新の進捗を共有しながら短・長期的な目標設定をし、他分野を含めた研究を展開するかじ取りを行う。
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研究実績の概要 |
本領域は、分野融合した全くの未開分野であるため、研究を進めながら領域を確立する。各計画班では、世界で誰もなしえていない最先端の高度な計測を担うため、代表者自ら実験計算を行うプレイングマネージャである必要がある。総括班の役割は、各研究班同士のすり合わせ、応用展開への橋渡しを効率よく、無駄なく行うことである。本領域では、専門分野が分かれている一方で、それぞれが相補的であるため、共同研究推進のための総括班が、コミュニケーションの媒介となる必要がある。 2023年度は、コロナ禍が明けたため、総括班主体による対面によるコミュニケーションを重視した。 特に、本領域のテーマの電子線による光計測に関わる海外の著名な研究者(ウィーン工科大Prof. Dr. Philipp Haslinger, パリ=サクレー大学Dr. Luiz Tizei)を招いて、ほぼ丸一日かけてディスカッションを行うセミナーを実施した。また、共振器QEDの理論の専門家である東海大 山口真准教授を招いてのセミナーも開催した。 領域内においても直接の交流・ディスカッションを重視し、研究者同士が双方の研究室を訪問するなど、対面交流を推進し、領域内の連携を密にした。研究参加者のオンラインによる定期的なミーティングは引き続き実施している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
総括班の中で適切に役割分担をし、円滑でスピーディな領域運営が実施できている。HPの更新、SLACK、情報共有のプラットフォームを用いたオンラインツールによるコミュニケーションはもちろん、海外から著名な研究者を招いた対面でのセミナーや、対面打合せ、共同研究の推進も進められている。
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今後の研究の推進方策 |
引き続き、総括班の中で役割分担をし、円滑でスピーディな領域運営を行い、効率のよい連携体制を構築し領域を運営する。総括班は、領域全体の進捗や分担を管理した上で領域全体を見渡し、各計画班へのフィードバックをかける。博士学生・ポスドクの育成・財政支援を重視し、領域全体でサポートするための仲介役となる。連携を密にするため、対面・オンライン両方から進捗やアイデアを日常的に共有していく。 研究期間後半は、特に領域Aへの広がり、申請を見据えた体制構築、申請を行う。領域A申請を念頭にした他分野研究者との対面・オンラインディスカッションによる交流をより密にすすめる。本領域の情報をグループ間で共有し、理解を広めるために、グループの代表者および参加メンバーが参加するセミナーや領域外の研究者を含む研究会をオンラインまたは対面、ハイブリッドで実施する。
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