研究領域 | プラスチド相転換ダイナミクス |
研究課題/領域番号 |
22H05074
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研究種目 |
学術変革領域研究(B)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
学術変革領域研究区分(Ⅲ)
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研究機関 | 大阪公立大学 |
研究代表者 |
小林 康一 大阪公立大学, 大学院理学研究科, 准教授 (40587945)
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研究期間 (年度) |
2022-05-20 – 2025-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
5,070千円 (直接経費: 3,900千円、間接経費: 1,170千円)
2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2023年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2022年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 葉緑体 / 脂質 / 植物 / シロイヌナズナ / 色素体 / 総括班 |
研究開始時の研究の概要 |
本活動の目的は、学術変革領域研究(B)の「プラスチド相転換ダイナミクス」における各計画研究をサポートし、領域全体の研究の推進を促すことである。各計画班のもつ得意分野や強みを領域全体で共有し、共同研究の推進やグループの垣根を越えた活発なディスカッションを促すために、対面でのミーティングの機会と、オンライン上での研究打ち合わせや議論を行う場(領域内デジタルオープンラボ)を整理する。 また、領域ウェブサイトの整備や公開シンポジウムの開催などにより、本領域の取り組みや研究成果を他の研究者や一般市民に広く周知する役割を担う。
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研究実績の概要 |
本活動の目的は、学術変革研究領域(B)の「プラスチド相転換ダイナミクス」における各計画研究をサポートし、領域全体の研究の推進を促すことである。また、領域ウェブサイトの整備や公開シンポジウムの開催などにより、本領域の取り組みや研究成果を他の研究者や一般市民に広く周知することを目的としている。 本領域の目的や取り組み、研究成果を関連分野に向けて情報発信し、フィードバックを受けることを目的に、北海道大学で行われた日本植物学会第87回大会にて、本領域との共催シンポジウム「シン・プラスチド~変幻自在な色素体が織りなす植物のドラマチック・ライフ~」を2023年9月8日に開催した。また、同年9月25日には、公開ミニ国際シンポジウム「Cutting-Edge Research on Chloroplast Signaling and Functions」を大阪公立大学のI-siteなんばで開催した。本シンポジウムには、海外からの講演者を3名招待し、本領域の研究代表者や研究分担者と活発な議論を行った。 研究サポート面では、領域の計画研究間での研究の促進と発展を目的とし、本領域の各計画研究を推進し、計画研究班間の共同研究を活性化するために、2023年7月29日~30日に、弘前大学で、第4回領域会議を行い、各研究班の研究進捗についての中間研究報告およびディスカッションを行った。さらに、と2024年3月23日~24日に、愛媛大学で、第5回領域会議を行った。第5回領域会議ではアドバイザー3名(うち2名がオンライン参加、1名が現地参加)にも参加してもらい、アドバイスやコメントをもらった。対面のミーティングに加え、SlackやZoomを活用し、領域内にデジタルオープンラボを整備し、その管理運営を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
計画通り、領域のウェブサイトやSNSの運営により、領域についての発信や研究成果の紹介を行うことができた。また、2023年9月に行われた日本植物学会第87回大会では、本領域との共催シンポジウムを開催し、多くの学会参加者に参加してもらうことができた。植物学会との共催シンポジウムでは、研究成果の紹介と研究に関するディスカッションを行うことができ、各研究班について、さまざまな研究面でのフィードバックを得ることができた。同月の25日には、外国から3名の関連研究者を招き、公開ミニシンポジウムを行った。公開シンポジウムの前には各計画研究班による研究紹介を行い、それぞれの計画研究班について、活発なディスカッションと多くのアイデアやアドバイスを得ることができた。シンポジウムでは、領域メンバー以外の現地参加者は少なかったが、オンラインとのハイブリッド開催であったため、海外からの参加者も含め、オンラインからの多くの参加者を得ることができた。 また、年に2回、対面での領域会議および研究成果報告会を開催し、各研究計画班間での非常に密なディスカッションをサポートすることができた。各計画研究班の進捗状況の確認や、それを踏まえての共同研究の活性化を促進することができたことは、領域の研究促進に大きく貢献したと考えられる。
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今後の研究の推進方策 |
今年度は本領域の最終年度となるため、本領域での研究成果をより一層積極的に発信していき、本領域の研究の意義をアピールしていく。また、本領域の終了となる年度末には、研究成果を発表するためのシンポジウムの開催を計画する。その他、機会に応じてシンポジウムや勉強会等の開催を目指す。 研究面では、ここまでの研究成果をまとめ、具体的な成果として発表していく段階にあるため、領域会議の開催やオンラインミーティングを介して、各計画研究班間でのディスカッションや打ち合わせを活発にするための場の提供を行うとともに、研究成果発表ができた際には、その一般に向けた公表や紹介をサポートしていく。
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