研究領域 | 超セラミックス:分子が拓く無機材料のフロンティア |
研究課題/領域番号 |
22H05142
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研究種目 |
学術変革領域研究(A)
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配分区分 | 補助金 |
審査区分 |
学術変革領域研究区分(Ⅱ)
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研究機関 | 東京工業大学 |
研究代表者 |
前田 和彦 東京工業大学, 理学院, 教授 (40549234)
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研究分担者 |
本橋 輝樹 神奈川大学, 化学生命学部, 教授 (00323840)
杉本 邦久 近畿大学, 理工学部, 教授 (00512807)
高橋 雅英 大阪公立大学, 大学院工学研究科, 教授 (20288559)
廣井 善二 東京大学, 物性研究所, 教授 (30192719)
桑原 彰秀 一般財団法人ファインセラミックスセンター, その他部局等, 主席研究員 (30378799)
片桐 清文 広島大学, 先進理工系科学研究科(工), 教授 (30432248)
大谷 亮 九州大学, 理学研究院, 准教授 (30733729)
堀毛 悟史 京都大学, 高等研究院, 連携主任研究者 (70552652)
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研究期間 (年度) |
2022-06-16 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
184,470千円 (直接経費: 141,900千円、間接経費: 42,570千円)
2024年度: 43,030千円 (直接経費: 33,100千円、間接経費: 9,930千円)
2023年度: 30,160千円 (直接経費: 23,200千円、間接経費: 6,960千円)
2022年度: 16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)
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キーワード | 超セラミックス / 分子イオン / 無機材料 / マテリアルズ・インフォマティクス / 躯体 / 錯体 |
研究開始時の研究の概要 |
総括班では、物質系、応用等の分野ごとに仕切られていた研究体制を本計画研究では横断的に結びつけ、計画研究・公募研究すべてが最大限の成果を得られるようサポートを行う。国際的なネットワークの形成や、グローバルに活躍できる若手人材育成の責も負う。社会・国民への成果発信・見える化は、ホームページやニュースレターの他、所属機関の広報やオープンキャンパス等も活用して積極的に行う。
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研究実績の概要 |
代表・分担者9名、協力者1名で構成される本領域の総括班では、領域内のリソースと研究の進捗を把握・共有し、審査所見・評価委員会の助言等に基づき領域全体の方向性・戦略を決定するとともに、連携促進・領域活性化に必要な支援・調整を領域代表と計画班代表のリードのもと一致団結して行った。 採択後、領域運営に関する打合わせをオンラインで行い、2022年8月18日にキックオフ会議を開催した。2023年1月26-27日には、対面形式での領域会議を開催することで、新規な共同研究を多数立ち上げた。 国際活動として、2022年12月5日に外国人研究者3名を招き、「新物質」をキーワードとする国際シンポジウムを開催した。さらには、陰山(総括班協力者)、タッセル(A01分担)が主導するcore-to-coreプロジェクトとも協働して、国際シンポジウム(2023年3月14-16日)をオックスフォード大学で開催した。国内での活動としては、物性科学領域横断研究会の新たなメンバーとして企画に加わり、11月25-26日に16回会議をオンラインで開催した。また、日本セラミックス協会のサテライトプログラムの一環として、第1回の領域公開シンポジウム(2023年3月8日)を開催した。 渉外・広報の活動として、ニュースレターの第1号を3月に発行した。また、領域ホームページ・ツイッターをキックオフ会議にあわせて8月に開設し、その後、随時更新を進めることで成果の発信に努めた。「若手育成」の具体的な取り組みとして班間・班内留学を実施し、10月には研究項目AーCを跨いだ若手研究者による合同研究打ち合わせを九州大学で実施した。コロナ禍の影響を受ける中ではあったが、若手研究者の海外派遣(米国ペンシルベニア大学での分光計測実験)についても1件実施した。アウトリーチ活動の積極参加も促し、高校生を対象とした講義・実習等を行った。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
1: 当初の計画以上に進展している
理由
上述したように代表のリーダーシップのもと、総括班のメンバー全員の力を結集して多彩な企画を実施し、機動的な運営ができたと考えている。特に、最初のキックオフ会議での代表の呼びかけ(代表・分担1人当たり最低20件の共同研究案を出す)のもと、多くの共同研究が立ち上がっており、2023年度以降の成果創出に向けて視界は良好と言える。これらの活動は、総括班評価者の先生方からも高く評価されていることから、本領域の運営は計画以上に進んでいるものと結論した。
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今後の研究の推進方策 |
基本的には計画通りに進める予定である。2023年度からは、公募研究者が新たに加わるため、これまでの計画研究内での共同研究だけでなく、計画研究と公募研究、あるいは異なる公募研究同士の共同研究を促進する。計画研究のメンバーが保有するリソースを公募研究者にも解放し、学生ら若手研究者を中心とした人と人との交流もさらに活性化させていく。2023年11月にはイタリアで国際会議を主催する予定であるが、これ以外にも国内・国際会議の運営には積極的に関わっていく予定である。
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